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都市伝説!?それとも一般常識!?酪農・畜産、もっと言えば、チーズだって、 世間から結構な誤解を受けています。 生産現場では当たり前すぎて、特に主張するほど の事でもないと思っていたのに、SNSに何気なく 投稿したら、随分と拡散された…。 そんな事がよくあります。 ・畜産製品は抗生物質まみれ ・畜産は環境に悪い ・ウシは成長ホルモンで肥育されている ・ウシは穀物を沢山食べている ・妊婦はチーズを食べてはいけない 挙げればキリがないですが、生産現場の 人間として、
牧場には色んな牛がいる。 みんな白黒の同じ牛に見えるけど、性格があって個性がある。 たまに変なヤツもいる。 昔いた牛で、放牧地から帰って来ない牛がいた。 放牧地に出した牛は、搾乳の時間になると牛舎の中に戻って、ご飯を食べる。 もちろん放牧地でも草を食べているんだけど、搾乳前にはトウモロコシの葉っぱや茎や実を砕いてサイロに詰めて、発酵させたサイレージというご飯を食べる。 牛達はこのサイレージが大好きで、いつも搾乳の時間が近づいてくると牛舎の前で待っていた。 扉を開
今日は牛の出産と初乳について、お話したいと思います。 牛は人間と違って、胎盤に厚みがあり、お母さん牛の お腹の中で、仔牛は免疫をもらうことができません。 産まれたばかりの仔牛はすぐに立ち上がり、乳を飲もう とします。 これは、体に病原菌が入ってくる前に、免疫を獲得 しようとしているのです。 まさに仔牛にとっては「命綱」とも呼べるこの初乳は、 私達が普段、牛乳として飲んでいる物とは、まるで 別物です。 初乳と牛乳を並べてみました。 右側の黄色い方が初乳です。 触るとベタ
こんな学校があったら、いいな。 先生はみんな牛。 校長先生は猫。 教室は原っぱで、暑い日は森の中。 雨の日は倉庫の中のわらのクッションに座る。 教科書は草や花。あとは虫たち。 実はこんな学校があったんだ。 学校の名前は牧場。 親が牛飼いだったんだ。 本物の学校にも行ってたよ。 学校から帰ると、もうひとつの学校に。 人生でつらくなったとき、 もうひとつの学校で勉強した事を思い出す。 自分と考えが違う人との付き合いになやんだと