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【第15話】好きなことをしようとするとなぜか抱く違和感


両親からご飯をもらうために
演じていた

"ウソの自分"を、

"本当の自分"であると
誤解して生きていたことに気が付き

自分の人生をまったく生きてこなかったという
厳しい現実に直面した私。


「ぜんぜん自分の人生を

生きてこなかったじゃん…」

と、大きなショックを受けました。




ただ、

この気づきは
私にショックを与えただけでなく、

同時に素晴らしいギフトをも授けてくれました。




その素晴らしいギフトとは、

"新しいことに挑戦する勇気"です。





「なにかに挑戦してみたい」

「でもやるからには成功しないと」

「なぜなら失敗したら叱られるから」

「失敗して叱られて、
ご飯が貰えなくなるくらいなら
最初から何も挑戦しない方がマシだろう」



こんなふうに、

失敗しないように
叱られないようにと

大きなチャレンジを避けてきた消極的な人生。

親の言う通り
先生の言う通り
上司の言う通り

親から食べさせてもらうためだけの
"ウソの自分"を

"本当の自分"であると誤解したまま

学校や会社に身を置き、

そしていつの間にか

内申点をもらうためだけの"ウソの自分"
お給料をもらうためだけの"ウソの自分"

を生きてきてしまった私。





そんな
偽りだらけの消極的な生き方について
今まで何の違和感もなかったけれど

これまでの自分が

"ウソ"であったと

気が付いてから

今までの生き方や考え方に対し、

だんだんと疑問を持つようになりました。





「生き辛さの原因、

もしかして

ウソの自分が原因なんじゃ?」


「失敗を避けるために

大きなことには

挑戦してこなかったけど……

私の人生このままで良いのかな?」


「殻を破って人生変えたい!!」



そう強く思った私は
あることを決意し

そして

"とある世界"に
飛び込むことにしました。




その"とある世界"とは、

元々私自身が愛用していた
アロマブランドのお仕事でした。

(アロマブランドをシェアする
ネットワークビジネスのお仕事)

何がなんだかよくわからないけど、
アロマの製品は好きだし、
好きなことが仕事になったら楽しいだろうな!」

と、

今まで即断即決ということは
してこなかった私でしたが、

この時ばかりは考え込むのを止めて

思うがまま、
アロマブランドの世界に
足を踏み入れることにしました。

「アロマのお仕事を通して

殻を破りたい!!」




そんな熱い思いを抱きながら、
新たな一歩を踏み出した私。


学校生活に会社生活、
レールに沿った生き方しか
したことのない私にとって

アロマを仕事にするという決断は
大変勇気の要ることだったのですが

「殻を破りたい」

その一心で、

アロマのお仕事をスタートさせました。



新しい自分に乾杯☆


未知なる世界に足を踏み入れ
高鳴る鼓動

「ここで人生変わるかも!?」

そんなふうに思っていました。































(あれ……?)

(おかしい……)

(アロマ界隈の
キラキラしている人たちと
一緒に居ると…)



(なんだか居心地が悪い)




なんで居心地の悪さを感じるの?



「好きな世界で殻を破る!!」

と決めたはずなのに

私を襲う

まさかの

"居心地の悪さ"



しかもそれだけでなく、

(問題ばかりが起きる
パート先の方が居心地が良い……)





なんと驚くべきことに、

問題だらけの

冴えないパート先に対して

まさかの


居心地の良ささえ

感じてしまっている始末。




あれだけ職場の文句ばかり言っていたのに…




「どう考えても
アロマの人たちと一緒に居る方が
楽しいはずなのに…」


「なぜ居心地が悪く感じるの…?」

「そしてなぜ問題だらけのパート先に
居心地の良さを感じちゃってるの…?」



冴えないパートやっているより
アロマのイベントに参加している方が
楽しいはずなのに…


この時私の心の中で

一体何が起こっていたのでしょうか?


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