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ひとり時間でやりたいこと

やってきた。待ちに待っていた、おひとりさま時間が。明日の朝まで家に一人きり。


15時過ぎに息子たちを義母の家まで送り届け。その足で、デパートに行き買い物。本屋をうろうろしながら、今日読みたい本を探す。家にある積読の本でも問題はないのだが、自分に対する演出が必要だ。今晩の私とともに過ごしてほしい本。小説のコーナーで目の合う子を探す。いた!寺地はるなさんの『大人は泣かないと思っていた』に決めた。寺地さんの本は『水を縫う』を読んだことがあり、男だから、女だから。というものをそっとはずしてくれるような雰囲気が好きだった。


そして、夕食だ。作る気は一切なし。外食の路線もよぎったが、それよりも家でくつろぎたい。そうなれば、お惣菜一択だ。狙っていたお総菜屋さんのお弁当がどうもピンとこない。今、私は何が食べたいのか?と、自分に問いかける。出てきたのは『お寿司』。ということで、寿司とモツ煮、明日の朝食のベーグルとクリームチーズ。読書のお供になるおはぎをカゴにいれ、レジに向かった。


全てがスムーズだ。一人の行動って、こんなにもスイスイ進むのか。


帰宅し、コーヒーをいれ、おはぎをお皿に盛り付け、読書を開始する。短編なので、とりあえず、最初の物語だけ読み終えた。そのまま読みたい気持ちを持ちつつ、今、こうして記事を書いている。


ひとりの時間にやりたかったことは、数えたらきりがない。
・読書
・文章を書く
・頭の整理整頓(ノートに書き出す)
・部屋の模様替え
・読んだ本の感想をまとめる
などなど。

そうそう。買い物中に夫からメールが届いた。『ゆっくり休んでくださいませ』と。
息子たちを連れていく前に電話した感じだと、私のわがままでやらされているような雰囲気を私が勝手に受けとり、若干拗ねていたのだが(めんどくさい女であることは自覚してます)メールで素直に受けとることができた。ありがたい。本当にありがたい。


返信は『ありがとう。ゆっくりご飯食べて、本読んで、寝るでー』そう、シンプル。やりたいことをチマチマ数えだしたらいくらでも。しかし、今日本当にやりたいのは、『食う、読む、寝る』だけだ。


一番は『寝る』。ぐっすり寝たい。自分のタイミングで布団にはいり、好きなだけゴロゴロして眠くなったら寝る。そして、起きたいタイミングで起きる。それができたら他はやれたらいいな。のオプションでしかない。夕方から寝るわけではないから、その間は文を書いたり、読書をして過ごすことにする。


さて、静まり返った部屋。一人だとこんなに広かったのかと思う部屋。勝手に散らかることもない部屋。この部屋での空間を明日までの間に私は寂しいと思うのだろうか?それとも、自分の世界に入り込んでいくのだろうか?結果は明日までわからないが、このひとときをゆっくり過ごそうと思う。

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