インスタを貼り付けましたが、ヴェズレーのこの柱頭彫刻の意味が美術史家にもはっきり確定しておらず、
パノフスキーは4つの風、フォションは養蜂家、なぜならクリュニーにも同じものがある。でも養蜂家の根拠はフォションは書いていない。
MFハーンも養蜂家で処女の象徴としている。
フーコーの性の歴史3巻を読んでいたら、養蜂家としてプルタルコスを引用していた。
その該当箇所は下記のとおり
となると蜂の巣らしきものを安全に握りしめている彼らは女性と関係を断ち、禁欲状態にいるということを示している。
それは他のアントニウスや砂漠のパウロなどの禁欲・苦行をしている彫刻がヴェズレーにいくつもあるということと一致している。
と考えました。こじつけが過ぎるかもしれませんが、今のところは確定的なものはないので。