【体験記】大学院生授業料免除体験記
私が博士課程へ進もうと決意したうえで持った悩みの1つは資金繰りです。
これまでは親の支援を色々と受けてきましたが、さすがにいい年齢になるので自分でどうにかしようと思いました。
フェローシップ制度なるものを使えば生活支援金として月十数万もらえるし学費は免除されるので、それをうまく使えば何とかなりそうです((現在はフェローシップ制度と次世代事業の統合が図られ、新制度に移行している最中なので新規応募はなしです))。
とはいえ、それでも諸々足りなさそうです。民間の奨学金や研究費をもらうなどやり方は色々ありそうではあります。
どこから手を出そうか迷った末、まずは身近から。
弊学の授業料を全額免除してもらおうと思いました。
色々ありましたが、無事全額免除になったので今回はその話をまとめました。
大事なこと
1.ひとまず出してみる
授業料免除を勝ち取るためにはひとまず手続きを終えることが大事だと思いました。知ってのとおり手続きは意外と面倒です(だからこそ申請者が少ないのかなぁとは思いますが)
2.家計基準額を超えていても出してみる(通った)
一応授業料免除の対象となる学生の家計基準額なるものが設けられているみたいです。使った制度が経済的理由で納付が困難……という学生向けなので、この基準額というのは十分な収入がある家庭を除外するためのものだと思います。
ちなみに私はこの基準額をオーバーしていたので、昨年度は申請を断念しちゃいました。
しかし今回はダメもとで出してみました。
そうしたら全額免除になりました!!
感謝!!
申請のポイント
免除を必要とする申し送り欄
申請では家族の年収だったり、自分自身や兄弟姉妹の奨学金の情報が必要となります。それ以外にも「なぜ免除が必要なのか」を申し送りする欄があります。
この欄には、家計の情報だけでは把握しきれない事情を記入することになります。
例えば
定期的に通院をしているため定期的な出費が生じている
民間の奨学金を給付されていたけど満期になったため厳しくなる
バイトを掛け持ちしていたけど学業に支障をきたしかねないから来年度からは本数を減らしたい
などといった具合でしょうか。
こんな感じの、世帯収入からではうかがえない事情を書くことが出来ます。
私も似たような内容を書きました。
この記述欄には色々テクニックがあるようです。その術はネットで色々公開されているようなのでみなさんで確認してみてください。
提出書類に不備があってもなんとかなるかも
授業料免除などの手続きの要綱を見てみるとしっかり締め切りが設けられており、締切日以降の提出は受け付けない旨が書かれています。
加えて不備がある場合は受け付けない
ということも書いています。
それでもって私、提出書類に不備がある状態で提出しちゃいました。
具体的に言うと、親の所得証明書なるものが必要だったのですが、事務が欲しかったものと私が提出したものが別物だったんです。
しかし事務から「違うの持ってきてください」というメールが来ました。
不備があっても待っててくれました。ありがとうございます。
まぁ、今回はそもそも書類が欠落していたわけでもなくまったく関係のない書類を代わりに出したわけでもなかったので良かったのかもしれませんが、提出書類に不備があっても対応してくれたという体験です。
さいごに
大学の中でも私立に比べて公立は学費が安いとはいえ、年に約50万円飛んでいくのは結構な負担です。
ただでさえ研究費が少なくて困っているわけですから、こういう制度はもれなく使っていきたいところですね。
研究に限らず、資金を引っ張ってくるというのは1つのスキルだと思っています。みなさんも1つのスキルアップだと思って億劫な手続きにトライしてみてください。
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