読書感想文01 かか/宇佐見りん
宇佐見りんさんの『かか』を読みました。
以下、感想です。
憎んでるのに、わだかまりがあるのに離れられない母という存在。完璧な方言というわけではなく、オリジナルなかか弁、うちは妹がオリジナルの言葉を作り出す民なので、オリジナルの話し方というか、言葉があるというのはよく理解できた。宇佐見さんは『推し、燃ゆ』で初めて読んだが、その時のインパクトが強かったため(あと、それ以降純文学をいくつか読んだため)、かか弁に慣れれば内容はよく理解できた。SNSに支えられている、ということもよく理解できる気がするし、この側面が書かれている物語というのは少ない気がする。『推し、燃ゆ』にもSNSが出てきたけど、炎上を描いてる分少しネガティブな意味合いを持っているように感じたが、今回はそれよりもポジティブなイメージとしてSNSが描かれている気がした。
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