ひなたの道を歩きたい
セリフフェチの私ですが、この安子のセリフはとりわけ好きです。
日陰 ではなく
ひなた の道。
紫の影に身をひそめた人も好きですが、やはり私も堂々とひなたの道を歩いてみたい。
NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」も、早いものでもう折り返しに入りました。
前作の朝ドラ「おかえりモネ」についてはうざったらしいほど記事を書いたのに、カムカムはこれが初めてです。
なぜなのか。
脱落しかかっていたからです。
「安子編」のラスト。
わずか6歳(だそうですbyはそやmさん)のるいが、母親の安子に額の傷を見せて
I hate you.
と呪詛を吐くシーン。
まるでホラーでした。
そのどんよりした気分をまだ引きずっている翌日。
18歳になったるいが大阪に行きます。
そして突然のフラッシュモブ風のミュージカルシーン。
思考回路がショートしました。
そこで脱落しかかった1、2週間後、オダギリジョーさん演じるジョー(ややこしいなおい)がイケてる噂をきき、また参戦した次第です。
母、娘、孫娘と、3代に渡ってストーリーを紡いでいくこのドラマ。
その根幹を支えるテーマは、おそらくこの「ひなたの道を歩く」ということなのでしょう。
それは登場人物のセリフによって何度もあらわされています。
そして、時を超えて人々をつないでいく、ルイ・アームストロングの名曲
On The Sunny Side of The Street
胸に沁みます。
幼き日に母親を呪ったるいは、いつの日か
I love you.
と言えるのか。
ジョーはトランペットを再び持てるのか。
ホットドッグから和菓子に鞍替えするのか。
ジョーの中の人のジョーさん(ややこしいなこら)は、来週の月曜火曜を見逃すな!と仰せです。
見逃しませんとも。