文学フリマ福岡10 参戦記〜にじいろライブラリ
2024年10月27日(日)。
前夜祭で飲んだコーラの酔いがまだ醒めない朝、私は駅近いホテルの窓から博多の街並みを見下ろし、ぶるっと震えました。
決戦の日が、ついに来たのです。
『文学フリマ福岡10』
10という数字は、その地で開催された数です。一番多い東京は、来たる12月1日に39回目が開催されます。全国の主要都市で開催され、多くの入場者数を記録する一大イベントに成長しました。
福岡での会場は、今年から博多国際展示場&カンファレンスセンターに変更されました。
博多駅から徒歩約15分。方向音痴な私でも迷わず行けたわかりやすい建物です。
約3年前にできたばかりの新しい施設だそうです。
会場設営が終わり、予定時間より早く入場できました。
ワンフロアで、とても広いです。
ご覧のとおり、ブースとブースの間がとても広いです。2月の広島の会場では、椅子を少しさげたら後ろの人の椅子にぶつかるくらい狭かったのに。ここはダンスでもできそうなくらいの広さです。
思ったより設営に時間がかかった我がブースでしたが、なんとか11時前には形になりました。
お隣は、noteのお友達が運営される「星空とトタン屋根」さんです。
いや、本当にすごいです。
これで文学フリマ初参加ですって? いやいや10回目くらいじゃないですか?
設営もテキパキされ、私たちはあっという間に遅れをとりました。
今まで「不安です!どうしよう!」と心配されるホシガラスさんを「大丈夫っすよ!なんとかなりますって!」と励ましていたのですが、なんとかならないのは私のほうでした。申し訳ございませんでした。
ともあれ、定刻の11時となり、全員の拍手とともに開場されたのです。
ドアオープンとともになだれこむ客、そして客!
……なわけなく。
会場の通路が広いせいもあるのか、ゆったりめの客足でした。正直、少し不安になりました。
そんな時、斜め後ろを見やると、こちらのブースが。
福岡県を拠点とされながら北は札幌まで転戦を重ねられる、文フリの女王。または文フリの観音菩薩。そのお姿を見ただけで民草は安心するのでございます。
そうこうしているうちに、我らが「ウミネコ制作委員会」の編集長、ぼんやりRADIO氏(略してぼんらじ氏)が、noterさんとともにご来場されました。わざわざ東京からのご視察です。一気に賑わい、忙しくなりました。「人寄せぼんらじ」効果、抜群です。
ほぼ同時に、同じくnoterさんの月山六太さんも遠方よりご到着。会いたかった…会いたかったんだよ…!
手を取り合い、わかる人にはわかる「ふたりの王女」ごっこをする私たち。記念撮影をし忘れたのが悔やまれます。
他にも、はじめましての方、再会できた方、思いがけずご来場くださった以前勤めていた会社の方、そして私の親族も。たくさんの方々が、ブースを訪れてくれました。
皆さま、本当にありがとうございました。
では、売上発表を。
▲ウミネコmini文庫
・moon river 1冊(出品1冊ですので完売!)
・KUNIBIKI 1冊
・花屋の葉子さんとシークレットガーデン 5冊
・をかしの詰め合わせ 4冊
・神々の甘噛み 6冊
・黄泉への扉 22冊
▲ウミネコ童話集
・(一) 3冊
・(二) 9冊
▲Umineko Sketchbook
・PARIS編 3冊
・ANGERS編 11冊
以上です。
これが多いのか少ないのか、会場規模や動員数と比べてどうなのか。私には評価できません。
ただ言えるのは、楽しかったということだけです。
最後に。
文学フリマ広島の会場で初めて会い、mini文庫を共著として書き、このたびの福岡まで、一緒に走ってくれた友へ。
貴女がいなければ、何ひとつ実現しませんでした。
『黄泉への扉』は宝物になりました。
Merci du fond du cœur.
……アッテル?
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