それでも人生は続いていく
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が、本日終わりました。
予想通り、泣き疲れております。
私は人一倍涙もろく、ドラマでも映画でも小説でも漫画でも簡単に泣いてしまいます。
でもこの数日間は、日本中に私のような人がたくさん出現したようです。
Twitterでは「号泣した!」とか「目が腫れて化粧ができない!」とかの悲鳴であふれていました。
泣きながら公式HPを見てみると、さらにとどめをさされました。
この番組スタッフさんのコメントが素晴らしい。どんだけ泣かせるのだ。
最終週の私の感想は、まだ消化しきれていないので書けそうにありません。
なので、少し前の心に残ったセリフを引用させていただきます。
2代目ヒロインの夫である大月錠一郎(通称ジョー)が、ケンカをしている娘と息子に言ったセリフです。
このときジョーは、初めて自分の過去を子ども達に話して聞かせます。
デビュー目前だったジャズトランペッターだったのに、原因不明の病気でトランペットが吹けなくなったことを。
このジョーの症状は、「職業性ジストニア」であったことが示唆されています。
そしてこのエピソードは、このドラマの音楽を担当している金子隆博さんがモデルだとも言われています。
自分からトランペットをとったら何も残らないと思っていたジョーが、突然トランペットを吹けなくなりました。
どんな名医に診てもらっても治りません。
東京でデビュー目前だったのに、何もかもなくなってしまいました。
それでも、人生は続いていきました。
どんなに辛くても、挫折しても、どん底まで落ちても、生きている限り人生は続いていく。
もがきながらでも歩いていれば、たどり着ける場所がある。
ジョーは、そんなことを子ども達に伝えたかったのかもしれません。
このドラマの中で何度も流れるジャズの名曲、
On the Sunny Side of the Street 。
ドラマの中で世良公則さん演じる定一が歌ったシーンが公開されています。
圧巻です。
このステージが、長い年月を経て昨日放送された「クリスマスの奇跡」へとつながっていきます。
母から娘へ、そして孫娘へと、100年をかけて命のバトンが渡されていきます。
結婚も出産もしなかった3代目ヒロインのひなたも、大切なものを大切な人たちにつないでいきます。
人生のバトンは、血縁ではない絆によって引き継がれていくこともあります。
そんなシーンが、このドラマにはたくさん出てきました。
「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備え」ていれば、いつか明るい場所にたどり着くかもしれない。
サニーサイドの歌詞が、それを暗示しているようです。
昨日放送された「クリスマスの奇跡」のシーンでは、深津絵里さん演じる2代目ヒロインのるいが、同じ場所でこの歌を歌いました。
深津さん、こんなに歌がうまかったのですね。
美しくも切ない声で、涙がますます止まらなかったではないですか。
NHKさん、るい・サッチモ・大月さんの歌唱の配信をぜひお願いします!