問題児は問題?
赤ちゃんの時に、
思ったより大変なんだけどこれって普通なの?
と思った事がある方は大多数ではないかと思います。
けれどこれは、自分の子育てに対する不安です。
なので自分が主体です。
一方、特性や、少し他の子と違うのではないか?
と思う親は自分の育児に対しての不安よりも、
子どもの未来に対する不安だと思います。
こちらは子どもが主体。
例えば、神経発達症の子やグレーな子不登校やLGBTや神経症を患う子、様々なタイプのマイノリティな生き方になる傾向が高い子達
そして、それらは併発しやすいことも知られている。
誰でも、そういう子の親になる可能性はある。
世の中は寛容になっている様な報道や、教育も進んでいる。
けれど、本当の社会はどうなんだろうか?
私は子ども2人の親であり、
親とお子さんと接する仕事をしているので、
実際に学ぶ機会はたくさんある。
けれど、現実とのギャップをどう埋めてゆくかの方法を日々考える。
現実は難しい。
これは保護者の方の意見だ、一方
という保育や子どもに関わっている方々の声
親は我が子の為に全力で頑張って疲れています。
そして、我が子の味方は私しかいない。と思わざるおえない状況が多い。
保育者も安全を確保しつつ、その子の事も気遣っています。
ここで気をつけて欲しいのはお互い子どもの事は考えている。という事なのです。
ですが、何かがちぐはぐになっている。
こういう例で、お互いにあまり良くない関係になる事もあります。
それならまだマシで、最悪なのは、保育者側からの保護者への多大な要求です。
これは、保護者とかなりのコミュニケーションを取れるようになってからでも、注意が必要だと思います。
「良くない事をしました。」
の報告の後に、こちらとしての対応はこうでした。
迄ならまだ良いのだが、
「おうちでも宜しくお願いします。」
という要求が入ると親は必要以上に
子どもへ要求してしまう場合があります。
問題の行動をしてしまう子は、保育者に甘えているからです。
なめている。という考えになる方もいるのですが、
それは言い換えれば甘えています。
家で、十分に甘えられる子ばかりではない。
という事も、考えなくてはいけないと思います。
それなのに、毎回親に報告され、親からも注意を受ける。
それによって心の安定ができず、
また同じ行動を繰り返す。
保育者を困らせる→注意をする→保護者に報告する→保護者にも注意される→保育者を信用しなくなる→保育者を困らせる→スパイラル
それを何回も繰り返すと、
保護者のメンタルにも影響が出て、
最悪の場合、虐待に繋がるケースもある。
お互いに、出発点は子どもの事を思っての事なのにだ。
保育者や指導員や教員は十分に、そういう教育は受けているのに、現場になると時間・人数・環境・保護者との関係性等でうまくそれらを発揮できない場合がある事も事実だろう。
後、保育者のメンタルも勿論大切だ。
親と関係性をつくる
同じ目的だと言うことを話して共に協議する
お互いの意見を尊重し寛大に、でも目的を見失わない
時間はかかるが良くない行動を改善してゆく。
これが、遠回りなようで一番大切じゃないかと思う。
親は、今目の前にいる子ども、そのままを受け入れてあげる事ができれば良いと思う。
そして最後に、保育者も親も自分の事も大切にして欲しい。
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