心のひだ / 短歌8首
忘れない わずかばかりもうつむかず 見つめ続けた想いの向こう
刺さった矢 心の奥でさびていく ざらつく先が記憶に残る
夜がきて一日分の深呼吸 空気いれかえ解放される
カーテンの向こう側からきみ照らす毎日届く朝日のエール
夜が明けて空気がかわり淀み消え新しい日がはじまってゆく
助けてと 声に出してよ 今度こそ つかんでみてよ さしだされた手
深呼吸すること忘れ 目が回り 酸素不足の月曜の夜
手探りで先を探してみるものの見えないことが不安をあおる
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