【学年主任アスパラガスtの学年通信】2024/9/2(月) 「準備」や「備え」は大切な意識です。
おはようございます。公立中学校社会科教師のアスパラガスtです。
ここでは、私が働いている中学校で毎朝発行しているオンライン通信「Colorful日記」の内容を共有しています。
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<2024年9月2日(月)>
【Colorful日記VOL.71】
おはようございます。
9/2(月)、新しい1か月、新しい1週間の始まりです。
台風の影響が心配されましたが、
大きな影響は出なかったですね。
良かったです。
さて、
「備え」とか「準備」のお話
を少しだけ。
「〇〇に備えましょう」とか
「〇〇のために準備しておきましょう」とか
よく出てくるワードですが、
改めて考えてみると、
この行動って
大事なのは分かっているけど、
意外とモチベーション上がりにくいな
っていう場面の方が多かったりします。
例えば、
今回の台風の場面。
クラブ活動が週末なしになって、
学校でも外出は控えるように注意をうながし、
家でできる備えはしておくように注意喚起したり、
いろんな備えをしましたが、
結果的には、あまり台風の影響が出ませんでした。
例えば、
先週末にあった実力テストの場面。
きっとそれぞれのペースで実力テストに備えたと思いますが、
勉強したところ全然出題されなかったし…
みたいな人も多かったと思います。
例えば、
夏休みのクラブの試合の場面。
対戦する相手によって、いろんな場面を想定して
対策などしますが、
そんな練習の成果が出せないまま負けてしまったり…
という場面があった人もいるかもしれませんね。
こうやって考えてみると、
「準備」や「備え」って
「もし〇〇だったら…」
っていう想像の世界のために
しなくてはいけないことになります。
だから、結局自分が思っているような結果にならなかった時に、
損した気分になってしまうんですね。
あれだけ準備したのに…
あれだけ備えたのに…
意味なかったやん…
みたいな気分になってしまいます。
こんな場面をたくさん経験してしまうと、
「やっても意味ないやん」
とモチベーションも上がりにくくなるのも当然ですよね。
気持ちは十分に分かります。
でも、逆のことを考えてみてください。
もし、
今回の台風がとてつもなく甚大な被害を
私たちが住んでいる地域に及ぼしていたら…
もし、
めちゃめちゃ勉強したところが出題されていたら…
もし、
試合で練習した場面がたくさん出てきたら…
何が言いたいかっていうと、
みんなの準備や備えって決して意味の無いものでは
無いんです。
今回はたまたまその成果が出せる場面がなかっただけ。
その準備は次回に生きるかもしれません。
結局、
準備の成果が出せるか、備えの効果があったか
っていうのは最終的には「運」の要素もあるんだと思います。
でも、
その「準備」や「備え」をしていなければ
絶対に防げない場面はいつかは出てくるわけですから、
「準備」や「備え」に意味がないことはありません。
少し長くなりましたが、
やっぱり何に対しても、
「準備」や「備え」をしておいた方が良いんです。
意味がないから辞めてしますと
そこで、全てが終わってしまいますので。
「準備」「備え」の意識は
常に持っておくようにしましょうね。
特に、今回のような防災の備えに関しては
命に関わってきますので。
では、新しい1週間の始まりです。
今日も充実した1日を。