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子どものあそびは簡単ではない。

子どもがするような「あそび」は簡単ではない。あそびよりスポーツが難しいとは限らない。
「あそび」の反対が「真剣」や「本気」ではないと思っています。
私は本気で真剣に遊びたいもんで。

遊びだから、ちゃんとしなくていい? そんな事はない。だってそれなら、遊べてさえいないやん。

子ども達は本気で遊んでいる。本気で遊べている。
子ども達と遊ぶ時は本気で遊ばないと負ける。そこは負けたくない。

年齢や経験と共に刺激を欲し、お金が掛かる遊びに変化していると思います。子どもが使うような物では満足せず、もっと高価な道具や環境でないと満足出来ないとなっているように思います。

なんかとても勿体無いと思います。
公式ルールでないとプレーできない。公式球でないとプレー出来ないのは勿体無い。


ものづくり系の専門校の体育を担当している時に、体育館に「けん玉」「こま」「べったん」「ゴム」を自由に使えるように置いていました。
ちょっと高級なお菓子の缶に入れていました。

専門校の学生は18歳以上。「けん玉」と「コマ」は20人クラスで1人か2人が出来る感じで、「べったん」「ゴム跳び」は出来る出来ないでなく知らない感じでした。

けん玉は膝の曲げ伸ばしを使わずに、腕を上に動かして玉を上げています。

コマは紐の巻き方を知りません。また、手から離れた後に手前に引く動作が大き過ぎて予想外の所へ飛んでいきます。

べったん(めんこ)はカードゲームと思っている者も。めくる事を知っていても、座ってやろうとしたり、立っていても風も起きない程の弱さで落とすより少し強い程度。

ゴム跳びは認知度ゼロ。パンツのゴムって表現も通じませんでした。
ズボンのウエスト部分に使うような白い平らなゴムをパンツのゴムって言っていました。

ゴム跳びは自分より年上の女性に聞いたりしましたが「遊んでいたけど覚えていない」の返事が多くてYouTubeで調べました。ゴム跳びは女の子のあそびだったので、私は未経験。
1コマ60〜90分は興味を示し、結構楽しんでいましたが1回経験したら満足した様子でした。


体育の1コマの時間で体験した程度では上手に出来ません。

「先生、なんで出来るの?」
「ゴム跳び以外は、子どもの頃に普通に遊んでた。」
「昔あそびを?」
「昔って言うなぁ。昔ちゃうわ(笑)」
「暇やったん?」
「やかましい、失礼な‼︎(笑)」

いくつかのクラスで同じような会話がありました。

べったんは捲れず難しいようで短時間で断念。

けん玉とコマ回しは何人かが続けて練習していました。
興味の示し方の違いは難易度なのか、個人でする事だからかはわかりませんでした。


子どもの頃に遊んでいた遊びの名前が思い出せません。

1番2番3番と決めてボールを壁や上に投げて「2番!」って言ったら2番の人がボールと捕る。で、また好きな数字を言って数字を言われた人が捕る。3回失敗したら罰ゲームってボール遊びをしていました。

2〜3メートル離れて向かい合い、足を肩幅に開いてボールを両手下投げ。足が地面から離れたらアウト。撮り損ねたらアウト。片手で取れたら片手で上投げ、手をクロスして取れたら1歩前に出しながら投げられる。

こんなボール遊びをしていたのですが、似たようなあそびをしていた方、遊びの名前を覚えていないですか?



スポーツとまでは言えませんが、コマ、べったん、ゴム跳び、けん玉などはスポーツに繋がる要素が含まれている遊びだと思います。

紙飛行機を飛ばす、お手玉なんかも身体を動かして遊ぶので同じようにスポーツの要素が含まれているのではないでしょうか。

けん玉、コマは運動あそびの指導に行っている幼稚園・保育所で日常の遊びに取り入れています。
ゴム跳びを運動あそびの時に行ってみました。5歳クラスではそれっぽく遊んでいました。

昔あそびと言われると少し悲しい感じがしますが、簡単で低予算で遊べるし、健康的に遊べるしでオススメしたいと思います。

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