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子どもも大人も真剣 鬼ごっこはスポーツ

体育・運動あそびの指導者をしています。
幼稚園や保育所では年齢に合わせて追いかけっこから鬼ごっこへと難易度を変化させながら鬼ごっこを行なっています。
小学生の体育クラスでも、ものづくり系の専門校の18歳以上の体育でも鬼ごっこを行います。

個人的にも鬼ごっこは好きなんです。
追いかけっこ&鬼ごっこ、バリエーション変化も出来るし多くのスポーツ種目の基本になっていると思います。

幼稚園の4歳クラスでは毎日と言っていい程に「しっぽ取り鬼ごっこ」を行なっていました。

4歳児クラスの鬼ごっこでも大人は真剣にならないといけなくなりますが、5歳児クラスになると大人も本当に真剣に対等に挑んで楽しめます。
小学生の体育クラスでは指導者も楽しみすぎて時間のほとんどを使ってしまい、その日は器具運動が出来なくなった程に夢中になっていました。

そうそう、私は大阪在住ですが「鬼がデンする」とか「鬼にデンされた」って表現します。この「デン」って大阪だけの表現なんですね。
「タッチ」の事です。

しっぽ取りでは予備のしっぽを着けて復活のように、どの年齢で行う時も捕まっても復活出来るようなルールにしています。

5歳児クラスでは、攻守をハッキリさせてコーンを倒しに行くチームと守るチームに分けたりします。コーンでなくボールの時だったりお姫様だったりお宝だったりもします。
守りのチームにデンされたら自陣まで戻って再攻撃。守りを避けてコーンを倒す。
もう、サッカーやバスケットボールのドリブル突破やディフェンスみたいな感じになりカッコイイです。

また、3チームや4チームに分けて他チームをデンしたら自分のチームの牢屋に入れる。同じチームのメンバーだけをお助けできる。
そんなルールでも5歳児クラスは楽しめます。大人も一緒に対等にプレーできます。頑張りすぎて捻挫した先生もいる程です。

自陣(マット)をチームで相談して好きな場所に設置をしてみたりします。場所によっては2チームに狙われ不利になるのを体験します。

上の画像はクラス対抗で行いました。クラスカラー(雰囲気やノリ)の違いが出て面白かったです。

もう、運動会種目にして保護者に見てもらいたい。
どんどん攻めて行く子、安全マージンをたっぷり取る子、気配を消せる子、先生とならチームプレーが可能な子、ほんと性格が出ています。


18歳以上の体育でも鬼ごっこは行います。

正直、大人も子どもも戦術的な面はあまり変わらないようです。でも、メンバーによっては勝敗より戦術を試す事を楽しみ、極端な作戦を立てている時もあります。

ほんと言うと、校舎全てを使って走り回って遊びたい。


海洋プログラムで水鉄砲と金魚すくいのポイを用意して

水鉄砲バトル

個人戦よりチーム戦の方が良さげ。

もう、鬼ごっこからは離れているかもしれません。



攻める&守る、状況が変化する、タイミングを見計らう等はサッカーやバスケットのようなスポーツと共通する要素が多く含まれていると思います。

運動・スポーツが苦手な子(人)でも、水鉄砲みたいなアイテムを持つとニヤッとなりますよね。天使と悪魔が左右から色々と囁いてきます(笑)

いわゆるスポーツ種目には分類されないですが、鬼ごっこはスポーツです‼︎

YouTubeを見ていたら海外では1対1で障害物がある中で鬼ごっこのイベントがありました。
パルクールと鬼ごっこが混ざってカッコイイ‼︎



おまけ

幼児体育クラスで、捕まっているお姫様を助けよう‼︎ ってストーリーで鬼ごっこをしました。
お姫様役を誰がするか・・・。女性指導者がお姫様役をすることになった時に、ある男の子がポロッと
「お姫さまじゃなくて、重姫様(おもひめさま)‼︎」
って。

もう鬼ごっこが始められない位に全員が笑い位転げました。

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