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アレとコレを混ぜて新しいあそび(プールでも)
運動あそび・体育に限らずですが、「あの遊び」と「この遊び」を混ぜちゃいます。
スモールステップ的な考え方をする時はバラバラにして動作で考えていますが、今回は逆に混ぜます。
例えば、
幼稚園・保育所ではリズム体操をしていると思います。
そのリズム体操をプールの中で行います。アクアビクスの子どもバージョンです。
子ども達は知っているリズム体操なので音楽だけでOK。
適度に水飛沫もあがり顔に掛かったり、しゃがんだり、ジャンプをしたり。水の抵抗で動きにくいのも実感できます。
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マットなしでマット運動もしてみます。
横回り、前回り、逆立ち・・・。出来る出来ないなんて気にしない(笑)
ビート板を抱っこして上向いたり下向いたり。おへそ見てでんぐり返り。
プールでスラックライン(綱渡り)も張ってみました。
車のシートベルトのような物をピンっと張ってその上を歩きます。
芸能人水泳大会みたいになります。
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落ちたらドボン。落ちても楽しい。
職員室から先生が走ってきた時は、ダメだったかな?怒られるかな?と一瞬思いましたが、手にはカメラを持ってて一安心しました。
飛び込み禁止にしている所がほとんどだと思います。それでもジャボンっといって怒られる子いるかと思います。水上安全の観点からも立ち飛び込みを経験させてあげたい。
グレーゾーンっぽいですが、サーキットあそびっぽくプール内にビールケースで高低差を作ってジャンプしていました。
子ども達から「プールで鉄棒もしたい」とリクエストされましたが、流石にそれは鉄棒が錆びてボロボロになってしまう‼︎ 鉄棒でなく何かの棒を用意しなくては。
合体させる両方を知って入れば説明不要。
出来る事を違う場所で行うだけ。いつもの事をするだけ。
ある小学校の4泊5日の林間学校に指導員として参加した事があります。子ども達の企画物、先生方や指導員の企画物、飽きないような内容を考えて行なっていました。でも3日目程に子ども達のテンションが上がらなくなりました。疲れていました。
急遽予定を変更して、自由時間にしました。普段学校の休み時間で行なっている事が可能な限り出来るように配慮しました。
日常生活との変化が大きすぎていたのでしょう。あそびを日常と同じにしたのです。それで復活しました。
知っている事、余裕で出来る事、慣れている事を残しておくことで気持ちが安定したのでしょう。心理学に詳しい訳ではないので言い切れませんが、そうなのかなぁっと。
慣れている人には普通の環境でも、そうでない人には不安な環境・状況。それは教わる子どもだけでなく、先生・指導者も同じかと思います。
不得意であれば得意な要素を含めてはいかがですか。
バレーボールをビーチですればビーチバレー
カレーをご飯にかけたらカレーライス
歌とダンス、歌とお絵描き、スポーツとゲーム機
混ぜてみた方が簡単なら導入時にも使えます。
使い方が絶対の物もあるので、各所属のルール、マナーの範囲内で実施してみてはいかがですか。
プール以外では、
縄跳びのリズム体操を作った事があります。CDで曲をリピート再生しておき、チャレンジしたらスタンプを自分で押す。縄を回すリズムや回数は各自のペース。後ろ回しが出来る人は後ろ回しにチャレンジって具合で幅をもたしていました。
予算や備品などもあまり掛かりません。
今持っている知識や技術をフル活用してみましょう。