【レポ】厚労省『好事例集』に「買い物支援バス」が掲載されました
あそか苑主催・買い物支援バスツアーの取り組みは、2018年、
という、地域の県営住宅にお住まいの高齢者を「こどもボランティアクラブ」がお手伝いするという社協の企画に、大型バスの送迎車を出すかたちで協賛したことがきっかけとなってはじまりました。
コロナ禍の緊急事態宣言により開催できない期間もありましたが、開催時には毎回、定員めいいっぱいのご参加があります。
2回、3回と続けて開催していくごとに、県営住宅のみなさんもお馴染みとなり、「月2回ぐらいやってくれたらありがたいんやけどなあ~」という声も聞かれはじめました。
そうして2年、3年と取り組みをすすめていくうちに、体調の変化がみられる参加者さんもおられ、買い物しながらの何気ない会話も、前回と比べて認知の症状が進んでいないか、体調で変わったところはないかなど確認できる機会にもなっています。
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今月は、居宅支援事業所のケアマネさんも初参加✨
実際に買い物支援バスツアーに参加することで、介護の必要な方をイメージしていただくことができ、企画の趣旨がよく伝わったのではないかと思います。
県営住宅の役員さんたちは、日々一丸となって住民のみなさんの住みやすさを考え行動をされており、毎週八百屋さんが来ていたり、最近は関西スーパーのとくし丸(移動販売)も週2回来ているそうです。
あそか苑の買い物バスは月に1回ですが、一人ではなかなか買い物が行けないけれど、やっぱり沢山の食品を見て実際に手に取って選びたい、という方に喜んで参加していただいています。買い物バスを通じてコミュニテイーの形成につながっているという実感もあります。
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毎回なにかしらの発見がある買い物バスツアー。
わたしたちができるお手伝いはまだほんの一部ですが、地域のニーズを探りながら進化しつつ「続けていく」ことで、ほかの道にもつながっていくのかもしれません。