青い朝

ここは青い。いまは青い。
そちらから薄黄色くなって、白々とした朝を迎えるまでに、眠ってしまいたい。

夜も昼も、いったい何をしていたのだろう。
そう思うとすぐに、
心身が疲れているな、という評価を貼り付ける。
付箋で。
ある自分1(仮)を、ある自分2(仮)から閉め出して、KEEP OUTを張り巡らす。
マスキングテープで。


青い朝が居る。
来たり往ったりしない。
さっきまで居て、さっきから居ない。

代わりにある自分3(仮)が居て、頭を撫でて、居なくなる。
頭を撫でるのは叱り飛ばす代わりだと、わかっている。
それで安心して眠ろうとする。


夜眠って昼起きた。
夜眠って朝起きた。
ある自分1、2、3、(仮)は、まだ分かれたままだ。

あの青とは
少しの間、会わないでおく。
感謝している。

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