美肌のはなし〜健康な身体が健康な肌をつくる‼︎ 美肌に必要な栄養素〜

2021年2月10日 19:30

こんにちは、上級食育アドバイザーの麻美（ @asmeal_03 ）です。
今回は前回の『美肌のはなし』の続編です。
健康な体が健康で美しい肌をつくるということがテーマ！
そのためには美肌に必要な栄養素の働きをちゃんと知ること。

炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維…
それぞれの働きを詳しく見ていきましょう！

1.炭水化物が足りないと太りやすい体質に⁈

炭水化物は私たちの脳や体にとって主要なエネルギー源。
炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の２つが含まれています。
糖質は腸内細菌のごちそう、食物繊維は腸内環境を整えます。

活動量に対して炭水化物が不足するとエネルギー不足になり、
疲れやすくなるだけでなく太りやすくなる可能性も…。
腸内細菌のごちそうである糖質と食物繊維が不足すると、
美肌やダイエット効果のある乳酸菌が減ってしまいます。

脂質というと太るというイメージが強いかと思いますが、
美肌成分である「セラミド」の原料は脂質の中の必須脂肪酸です。
女性らしい体や柔らかな肌のキーポイントになる女性ホルモンも脂質。

脂質不足は肌の水分を保つセラミドが作られず、
肌は潤いを失います。
極端な脂質制限をするとホルモン分泌が乱れたり、
体内の炎症・抑制に関わっているので
アトピーやアレルギーが悪化する場合もあります。

私たちの筋肉や骨格、皮膚や髪の毛、血液や内臓…と、
体の主原料になるたんぱく質。
コラーゲンやエラスチンなどの原料にもなるため、
健康維持・美容のためには欠かせない栄養素です。

肌や髪・爪はケラチン、コラーゲンやエラスチンも
すべてたんぱく質からできています。
たんぱく質が足りなくなると、シワやたるみ、
乾燥が進んで肌の弾力や潤いが低下…。
年齢以上に老けた肌になってしまいます。

ビタミンは三大栄養素の代謝に関わり、
細胞を活性化させて免疫力を上げたり体内の血液循環を良くするなど
微量ですが人間の生命維持に必要な栄養素です。

強い抗酸化作用を持つものは、シミやシワ・ニキビを防止し、
肌の老化を留めてくれるのです。

ビタミン不足になると三大栄養素が体内でエネルギー変換されず、
肌にも栄養が行きわたらずにコラーゲン不足を招き、
肌の老化を進めてしまうのです。
また肌荒れやニキビなどの原因になることも…！

ビタミンと同じく、三大栄養素のサポートをするのがミネラルです。
ミネラルが足らないと、骨や歯、髪の毛や爪がもろくなったり、
貧血を起こしやすくなってしまうので
体内の酸素も欠乏しやすく肌のくすみやクマの原因になることも。

カルシウム・鉄分・亜鉛などに代表されるミネラルは
海藻類や魚介類・豆類に多く含まれていて、
外食が多い人は欠乏しがちなので意識して取り入れるようにしましょう。

食物繊維は腸の働きを活発にして排便を促す役割がありますが、
脂質や糖質の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑える効果があります。
糖質を摂取するときに一緒に摂ることで、
糖化を抑制するので肌の老化やゴワつきの原因を抑えます。

不足すると腸の働きが鈍くなり便秘を引き起こし、
体内に毒素が溜まり全身を巡ってしまいます。
腸内環境は悪化し、栄養の吸収がスムーズに行えなくなるため
肌荒れや乾燥・くすみの原因に繋がってしまうのです。

ご飯に味噌汁、焼き魚、納豆やお漬物…
私たち日本人が長年食べてきた日本食は美肌の宝庫です！
肌の材料となる良質なタンパク質が摂れて、
発酵食品は食べ物の消化・吸収を促進する腸内細菌を増やします。
栄養バランスの良い和食を食べて美肌美人を目指しましょう❤︎