アボンリーへの道 #32
アボンリーへの道 #32
Facts and Fictions 新任の先生
あらすじ
厳しすぎるヘティ伯母さんの授業に、生徒たちばかりか
親たちも文句を言うので、弟のアレックは、
辞職したヘティ伯母さんのあとがまを面接で手に入れようとする。
しかし、30人も面接したのに、これという人物が見当たらない。
絶望していたアレックのところへ、
ふらりとやってきたのは老いた教授。
さっそく雇ってみると、彼はなんと、
歴史の授業に演劇を取り入れ、
生徒たちの学ぶ意欲を引き出してしまう。
しかし彼は、実は……
コメント
教授を演じていたのが、なんと!
クリストファー・ロイドさんでした。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで
マッド・サイエンティストの
ドク・ブラウンを演じていた方です。
もちろん演技力はたいしたものですが
あの独特の身ぶりや表情は
ドクそのもの。
どこへ行っても、ロイドさんは
ロイドさんなのでした。
個性派俳優なんですねえ。
このエピソードの見どころは、
ロイドさんの授業でしょう。
目が死んでいた生徒たちが、
とまどいながらも
ペースを創り上げていく。
学校の成績も
ウナギのぼりです。
ロイドさんが、クレオパトラを演じるあたり、
突拍子もなくて笑ってしまいました。
みんなが活き活きしているのに
ひとり、フェリシティだけは
反発しているのは、
優等生でなくなったせいでしょうか。
コンテストの代表に、みんながなれる。
だから、くじ引きをしよう、
なんて教授が言うシーンは、
フェリシティの内心を思うと
面白いと言うより
気の毒でした。
教員免許も持ってない教授。
口車に乗せられて
すっかりファンになった
ヘティ伯母さんは、
アレックがその正体を言おうとすると
「悪口を言ったら
承知しない!」
ヘティ伯母さんったら、
変わり身が早すぎる(笑)
今回、ロイドさんがほとんど場をさらってしまって
わたしはファンなので良かった。
老いてますます元気なロイドさん。
いつまでもそのままでいてね。