「お迎えが来ない」とか、「夢は見ない」とか、お客様の迷言
狙わずに、素の言葉がツボにハマって笑っちゃうってことありますよね。
お客様である、ご高齢者様にもツボにハマる言葉がたくさんあります。
思わず笑ってしまった「迷言」をご紹介
長く生きすぎた
「長く生きすぎた」90代後半を過ぎると多くなるつぶやきです。
そうは言っても明日、死にたいくらい辛いことがあるわけではない方が多いので、真面目に返すとしんみりしてしまうので注意です。
そんな時には「誰にお迎え来てもらいたいの?」と、たずねてみます。
多いお答えは、先に逝ったご主人。
幸せな結婚生活を送ってたんだあ・・・。なんて羨ましく思ってさらに質問を続けます。
「夢でいつ頃って言ってましたか?」 その返事は
「夢なんか見たことなからわからない」
実は私リサーチでは今まで、先に旅立ったご主人が夢に出てくるって方、お一人もいません。
私の祖母も例外ではありませんでした。一度も夢に出ないと言ってたけど、迎えに来たのは誰だったのだろう!?
毎日、仏壇で「早くお迎えに来てね」と、手を合わせている方でさえです。
たぶん、お迎えにくるその時まで、会いに来ないのでしょうね。
「どうせ、あっちで浮気してるんでしょ」なんて、ふてくされていた方もいます(笑
※そういえば、女性にしか聞いたことありません。機会があれば男性に聞いてみたいと思います。
こんなに足が綺麗になったら、○○にいかれる
先日、足爪のケアが終わりキレイになったことを大変、喜んでくださった女性のお客様
「こんなにキレイな足になったら、いかれるかもなー」(関西弁)
また、天国とか、あの世とか言い出すんだろうな・・・と思いながら、どこにいくんですか?とたずねたら
「嫁」
おん年、88歳。前向きすぎて笑いました。
「2度も行きたいと思うほど、良いもんですか?」
と、思わず聞いてしまいました。良かったみたいです。うらやましい。
あそこに行ったら、悪いとこ何でも治る
新規のお客様、「どこか体で悪いところはあるんですか?」と、おたずねしたら・・・
あそこも悪いし、ここも悪い、と勢いよく元気にお答えくださいました。
あげく、「○○(地名)に行けば、悪いところ全部治るのよ」
有名な病院があるのか、神社があるのか?
何があるのか? 聞いてみたら
「火葬場」
それって、悪いところがなくなるどころか、全部なくなりますよね?
思わず笑ってしまいました。
お悩みのひとつ、巻き爪の痛みはケアしますので「火葬場」はまだまだ早いです。
見た様子も、お話しした様子も負けそうなくらいお元気な90代後半の方でしま。
元気だから、笑える言葉なのですが・・・
昔、モテたでしょう?
私、小柄で目がぱっちりしている女性に、キュンとしてしまうようです。
ケアの最後のご挨拶で、「今日も可愛いいです。若い頃、モテたでしょう?」と思わず聞いてしまったら・・・
にっこり笑って
「もう90過ぎた、ばあさんよ」と言いつつ、
「こないだも、良い顔しているねって言われたの」
もう、褒められ慣れている。うらやましい・・・
と、同時に褒め言葉は否定しない方が良い。
その方が言った側も清々しい、とお勉強しました。
私も褒められた時は、否定は禁物。全力で喜ぼう。
会話の中に気持ちがある
帰りの車中で、今日の会話を思い出してみると笑いに溢れていること気がつくことが多い。
少々、憎たらしい言葉でも、別の角度から見てみると笑えたり、寂しい気持ちが見えたり。
「お迎えが来ない」「夢を見ない」「嫁に行かれるかも」
もしかしたら、寂しさからでた言葉かもしれない。
でも、まだまだ元気でいてもらいたいから、大抵の言葉は笑って流す。
笑っていたら元気も出るはず。
きっと今日の仕事も笑いがいっぱいだ。
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