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7月5日は東京都知事の選挙!フェミニストな候補者はだれ!?

7月5日(日)に東京都知事選挙が行われます。

「選挙に行きたいけれど、誰に投票したらいいのかわからない…」「候補者が多くて難しい…次も小池さんでいいかな?」という人もいるかもしれません。

明日少女隊は、フェミニストの視点から、宇都宮けんじ氏をおすすめします!
おすすめの理由はこちら↓

社会的弱者の味方、宇都宮けんじ氏

宇都宮フェミニスト2020-4 改訂版

宇都宮けんじ氏は「政治家とは困っている人のために働く存在」と明言し、貧しい人だけでなく、女性やLGBTQ+の人、障がいのある人などの社会的弱者のための政策を掲げている、フェミニストなのです!
具体的に見ていきましょう。

今回の都知事選で、宇都宮氏は「女性の意見が反映され人権が尊重される『ジェンダー平等社会』を東京から推進します。」と宣言。

・副知事はひとりを女性とすること

・意思決定の場面での女性の参画促進
・女性に対する暴力撤廃とサバイバー支援
・ウィメンズプラザを中心としたジェンダー平等施策の活性化を行う

と約束しています!!

また、LGBTQコミュニティーへの配慮ある政策として、
・性自認、性指向、性別表現を含めた「性の多様性」教育を推進
同性パートナーシップ制度を導入
・同性カップルが共に入居できるよう都営住宅の入居基準を変更
・性自認や性的指向で悩む子どもたちやその親のための相談窓口も開設

と表明しています。

宇都宮氏は今まで日本弁護士連合会会長として人権擁護に取り組んできました。サラ金問題改善の立役者として有名です。自身も貧しい生い立ちであることから「貧しい人の力になりたい」と弁護士になったといいます。

女性を始めとする社会的に弱い人の立場を理解し、すべての人の権利と安全を守る政治を目指す宇都宮氏。フェミニストとしては、ぜひとも彼に都知事になってもらいたいですね!


小池氏は差別主義者!?

「現状に問題はないし、また小池さんでいいんじゃない?」と思う方!
ちょっと待ってください!

彼女は差別的な思想を持っており、都民の味方とはとても言えないのです。

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上の画像は、明日少女隊が2016年都知事選の際に作成した「都知事選ミーム」の一つです。(参照

小池氏は差別や核ミサイルに賛成するという、トランプ氏に近い極右的な考え方を持っているのです!!!

フェミニストとして「女性に都知事になってほしい!小池氏でいいのでは?」と考える方も多いでしょう。明日少女隊も、女性が政治で活躍することはとても大切であると考えています。

しかし、女性の政治的活躍というのは本来、女性や社会的弱者が生きやすい社会を作るためであるはずです。小池氏の思想はそのような平等や多様性の推進に反していると言えるます。(参照



小池氏の問題点・宇都宮氏のおすすめポイント①〜

具体的に、「待機児童や保育士の待遇」「核ミサイルと原子力発電所」「外国人や障がいのある人に対する差別」のポイントから、小池氏の問題のある考え方や政策、それに対する宇都宮氏の意見と政策を見ていきましょう。

①待機児童問題・保育士への待遇

保育士待遇改善2020-2 改訂版

小池氏は「待機児童ゼロ」を掲げていましたが、規制緩和による「つめこみ」、保育士資格のない者を配置する、園庭をなくすなど質を低下させるといった方針で、彼女の方針は保育士の給与を上げることについては触れていません。規制緩和をして待機児童問題を解消するという、これまでの自民党スタイルそのままです。


一方で宇都宮氏は「私の奥さんも保育士。保育園の充実には保育士の育成、増員が絶対に必要。そして、増員するためには労働条件の改善が必要。そうしなければ保育園の質も良くならない」と発言しています。(参照

公約には「『子育てしやすい環境づくり条例』を制定する」「『子育ては都の公的責任があること』を理念に入れます。」と書かれています。保育施設の質を上げ学童保育の増設と維持発展を推進し、児童館の存続・整備をする政策を掲げています。(参照

宇都宮氏「子育ては都の責任」とし、一時的な、数値上だけの「待機児童ゼロ」ではなく、根本的な問題解決を目指しているのです。


②核ミサイル・原子力発電

ミサイル2020-3 改訂版

4年前、小池氏の公式ホームページには「東京に米国の核ミサイルを!」との記載がありました。これは都民の健康や安全を考えた政策とは決して言えないでしょう。軍備強化も懸念されます。


それに対して、宇都宮氏は以前より脱原発を主張しています。(参照

加えて、今回の都知事選では「重要政策05」として「安倍政権の暴走をストップし、憲法を守り、東京からアジアに平和を発信します。」を宣言しています。

具体的な政策としては
・武力によらない紛争解決の規範づくり
・東京から核兵器のない世界を発信します

・米軍基地のない東京をめざす
参照

宇都宮氏なら、責任を持って、核兵器や危険な原発のない、平和な社会へ向けた政策を行ってくれることでしょう。


③外国人差別

外国人差別2020-2 改訂版

小池氏は、在日外国人への差別的な発言や行動が目立ちます。

例えば、2016年には沖縄選出の玉城デニー議員に、「日本語読めるんですか?分かるんですか?」と問いかけました。玉城議員の両親が沖縄とアメリカにルーツを持つことに関する、明らかな差別発言です。(参照

また、小池氏は人権軽視・女性蔑視思想と、国防軍を作る計画で有名な右翼団体の日本会議関連団体の副会長です。「ダイバーシティ」を掲げながらも、自身もこの明らかな在日韓国人へのヘイトスピーチを主導している「在特会」関係の会合で講演したこともあるのです。(参照


一方で、宇都宮氏

「差別を煽るヘイト・スピーチは東京の恥です。厳しい姿勢で望みます。」
「外国にルーツをもつ子どもたちが教育を受ける権利を保障されるよう、都が支援します。」

と、はっきりと述べ、「東京に住む外国人の人権が保障され、生き生きと共生できるまち」の実現を宣言しています。(参照

宇都宮氏は、自身がヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク「のりこえねっと」の共同代表を務めており、ヘイトスピーチ問題や在日外国人の人権について、真剣に捉えていることが分かります。外国にルーツを持つ人も多く暮らす東京都の知事としては、現職の知事より遥かに、宇都宮氏が適していると言えるでしょう。


④病気・障がいのある人への差別

障がい者問題2020 改訂版

小池氏病気や障がいを持つ人々に対する差別的な態度も問題視されています。

2016年の選挙活動中、癌サバイバーである烏越俊太郎候補者を「病み上がりの人」と呼び、癌サバイバーであるから活躍できるはずがないという認識を広める意図の発言をしています。後日、バラエティ番組で「病み上がり発言」で確認を求められた際も、「トランプさんなんていうのは、もっと凄いこと言ってますよね」と自身の差別を正当化しています。(参照


反対に、宇都宮氏「障がいのある人もない人も、ともに生きる東京」を公約に掲げ、

「障がいのある人にかかわる政策を策定する会議等には、障がいのある当事者が必ず参加するようにルール化します。」

病名や障害種別、障害者手帳の有無で福祉サービスの対象を判断せず、『その他の心身の機能の障害』(長引く病気など)が認められる者も、支給決定過程におけるアセスメントが受けられる仕組みを検討します。」

と、具体的な政策や権利保障の方針を公開しています。(参照


小池氏、4年間で公約「7つのゼロ」ほとんど未達成

小池氏の極右的な考え方や、問題のある言動について見てきましたが、次は実際に小池氏は都知事としてどうだったのか、考えてみましょう。


小池氏は2016年7月の都知事選挙の際に公約に「7つのゼロ」を掲げました。「待機児童0」「介護離職0」「残業0」「都道電柱0」「満員電車0」「多摩格差0」「ペット殺処分0」の7項目です。

このうち「ペット殺処分0」は2018年度に達成したとされていますが、現実には噛み癖があったり病気であったりする場合には殺処分が行われています。「待機児童0」に関しても、状況は改善していますが、ゼロには達していません。

他の項目に関しても、目標のゼロに達しているものはなく、政策の効果をきちんと測る手法さえない「検証不可能」とされているものもあります。

小池氏は今回「東京大改革2.0」として新たなビジョンを示していますが、それらの目標達成も期待しがたいでしょう。


まとめ

明日少女隊は宇都宮けんじ氏を応援します!

社会的弱者に寄り添い、都民の権利や安全を全力で守る宇都宮氏こそが、誰もが暮らしやすい東京を実現してくれると考えています。

今までに2度、都知事選で次点の票を得ている宇都宮けんじ氏。
市民連合も「どうしてもこの人を都知事に押し上げたい」と、連帯を表明しており、期待できそうです。(参照


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もっと知りたい方へ、その他のポイント!


・「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例案」

インターネット規制・児童ポルノ規制に関する条例に対しても、宇都宮氏と小池氏は対極にあります。
小池氏の方針は家庭教育への介入や表現の自由の過度な規制に繋がる恐れのある中、宇都宮氏は次のように述べています。

子どもが人権・権利の享有主体であることを確認した上で(中略)子どもの人権保障を全うするという視点で、インターネット利用の仕方や児童ポルノコミック等のあり方を考えるべき」
 ― 日本弁護士連合会ホームページより(参照


「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」

「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」に関しても、小池氏が排外主義団体の味方についた対応をしています。宇都宮氏はその問題点を指摘し、公約に以下のような記述をしています。

1973年以来、毎年9月1日に開かれていた「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」に対して、歴代都知事は追悼文を送付してきました。ところが、2017年に小池都知事は、突如として追悼文の送付を中止しました。のみならず、2020年には、会場の都立公園の使用許可を東京都は出していません。これは排外主義団体が騒ぐことで引き起こされており、大問題です。宇都宮けんじが都知事になれば、例年通りに追悼文を出し、公園の使用も許可します。
― 宇都宮けんじ公式サイトより(参照

小池氏が追悼文送付や公園の使用許可申請の拒否、そしてヘイトスピーチを繰り返し、追悼式典を妨害する団体「そよ風」主催の集会で講演を行ったことには批判が集まっています。(参照


選挙公報:




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