アミ小さな宇宙人 第2章 宙に浮かんだぺドゥリート
ダメに決まってると思っていた事、不可能だと思っていた事を可能にするには、考えないで夢中になること。
鳥になって空を飛ぶ事を無理だと思うペドロにアミは「僕達は鳥だ」と叫んで手を取った。
夢中になるに連れて次第に少しずつ地面から離れている時間が長くなっていく。
もしかすると、自分の知らない全く別の生き方や世界があるのかもしれないと思い始めるペドロ。
人間は年を追うごとに、
経験の中でいつしか思いこみから抜けられなくなる。
「どうして月は落ちてこないんだろう?」
そんな”当たり前のこと”、考えもしなくなる。
美しいもの、例えば
月の光を浴びた砂漠、自然が作りだす様々な現象、
それら奇跡のように美しいものを大切にしようと思わない地球人。
優しさや善意の欠けた文明は、知恵や科学を自滅する方へと使い出す。
地球は今、科学の水準が愛の水準を上回ろうとしている。
愛の水準が低いと多くの人は不幸で、憎しみ暴力などで危険な状態。
人を義務で縛り強制した結果、今の地球は自滅に傾き始めた。
地球は銀河系で1、2を争うおバカさん。