不安で痛みは増強される。
カラダの痛みは不安に思うことで増強されます。
逆に不安が取り除かれると痛みが軽減されます。では、なぜ不安が痛みを増強させると思いますか?
不安はカラダを萎縮させ、痛みを誘因する物質を脳へ働きかけるからです。
つまり、長引く痛みはカラダをより硬くさせ、動き辛いカラダにしてしまいます。
そうならないように今回は不安を安心に変え、痛みの続かないカラダにするための方法をご紹介します。
その痛みは過去の物
暗闇の中、一歩踏み出した足がもしかしたら崖の淵かもしれません。不安というのは先行きが不透明で良くないことが起こるのではないかという感覚です。
痛みはというと、ケガをしたところ(負傷部位)から脳へと痛みの物質が伝達することで痛みを感じます。痛み始めは動かすと痛いことがあるので安静にすることで和らいでいきます。日数が経つと痛みは軽減されます。
ただ、動かすとまた痛いのではないかと、負傷部位は痛みがないものの不安によって痛みがあるように脳は錯覚します。
なぜかというと、痛み物質が継続して脳へ送り込まれると、日にちが経ち痛みがほとんどなくても脳は物質を記憶しているので痛みがあるように錯覚し動きを制限します。
安静にし過ぎているとその状態が安心できるので、動かして痛みが出るという不安に感じることをしません。
痛みは患部からだけ産み出されるだけでなく、自分の脳で痛みを再現しています。なので既に患部に痛みはないものの痛みがあるように過去の状態を引きづる慢性痛が存在します。
動かすことで安心を得る
僕は痛みを無くし不安を取り除くために、患部の可動域向上を目指します。動かせることを知ってもらい安心してもらうためです。
患者さんご自身で動かしてもらうとやはり動きが小さく、「怖い。」、「不安感がある。」と訴えます。周囲の筋肉は縄で縛られたように動きを制限され、とても窮屈そうに見えます。
施術では主に縛られた筋肉を解き、患部を痛みのない範囲で動かします。そうすると患部は力が入る事をだんだん覚えていきます。
それから呼吸を整え再度患部を動かしてもらうと、驚くほど滑らかに動かせます。
一度安心して動かせれると、その後はもう心配いりません。「動きやすくなった。」そんな言葉とともに痛みを感じない日々を過ごされています。
セルフメンテナンスの方法
安心して動かせれることをカラダに知ってもらい、不安を取り除くことで痛みが軽減し、回復に向かっていきます。
軽い症状なら施術を受けなくともご自身で痛みを軽減することができます。
呼吸で痛みを和らげる方法
まずはリラックスできる場所を探してください。お風呂の中でも、畳の部屋でも日の差し込むベランダでも構いません。
鼻から空気を吸い込み、口から蝋燭の火を消すようにスーと息を吐きます。これを3回行います。お腹が膨らむことを感じて見てください。
次にまた鼻から吸い込みます。痛みを感じるところに吸った空気を集めるよう意識します。腰が痛いなら腰に手を当ててみるのもいいでしょう。痛みを感じるところが空気で膨らむように感じてくるとなおいいです。
それから吸うタイミングで痛いところを伸ばし、吐く息で縮めます。痛みがない範囲でやってみてください。そうすると徐々に可動域が広がり痛みが軽減してきます。
何度か繰り返してると痛みがゼロに近づくことがあります。全ての症状に当て嵌まるわけではないですが無理のないようやってみてください。
今回は、カラダの痛みは不安に思うことで強くなり、逆に安心して動かされることが分かると痛みが少なくなるよとのことでした。
不安はカラダを硬くさせ、痛みを誘因する物質を脳へ働きかけることもあり、長引く痛みは動き辛いカラダにしてしまいました。
そうならないためにも安心して動かせることを知り、呼吸とともに動かすと、より痛みの続かないカラダになります。
それでは、今夜も気持ちよく深い眠りにつけますように。
おやすみなさい。
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僕が勤めている【セントラル接骨院東戸塚店】
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