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「クィア・アイ」が自己肯定感の低い私達を救ってくれた。

生き辛さのかたまりみたいな2人

発達障害のマッドさんも複雑性PTSDの私も幼少期から、不当あるいは不当と受け止めてしまう扱いを受け続けて来たために、物事の考え方がまず「自己否定的」で、自分に自信が持てないところからスタートしがちだ。

それでもいくらか私の方は、交感神経がやたら優位なのもあって(これはこれで病気起因なので良くないが)、「行け自分!頑張れ自分!おっしゃ良くやったぞ自分!」に持っていくのが少し上手に出来ていたりはする。

マッドさんはと言うと、自分の生き辛さの原因が発達障害に有ったと気がついたのがごく最近だったので、自己否定がスタートというのが定着していて、なかなか辛さから抜け出せないでいた。

自己否定的な考えがトラブルの原因に

自己否定的だと、当然だが自分を大切に思えなくなる。
根本的に「自分は大切な存在」だと思っていないので、他者のことも大切に扱えなくなるという図式が出来上がってきて、これがなかなかに厄介だ。
我が家もこの「自己否定精神」が原因で、けっこう言い争いが耐えなかった。

Netflixで見つけた1つの番組

我が家は音楽中心で回っているので、音楽系のドキュメンタリーが割と充実しているNetflixをよく利用している。
オススメの中によく出てきた「クィア・アイ」は、何となく気になっていて、夕食の時間を利用して一緒に観てみることにした。
これがなんとビンゴ。

画像元:https://www.cinemacafe.net/article/2018/06/08/57080.html

写真左から
ヘアメイク担当:ジョナサン / フード担当:アントニ / ファッション担当:タン/ インテリア担当:ボビー / カルチャー担当:カラモ

Netflix


否定的な見方に晒されてきた彼らだからこそ

ゲイの5人だからこそ寄り添える思いや理解が、番組を通してずっと暖かく流れている。
その上で、ありのままの自分を愛することの大切さに気が付かせてもらえるし、不当に扱う人を時には捨てても良いという勇気も与えてくれる。
詳しく書くとネタバレになってしまうので、まだ見てない方は是非!

自己開示をして自分を好きになりだしたマッドさん

実はマッドさん、物心ついた時から女の子の服に興味があったらしい。
「えっと・・・。スカート履いてみたい」

はい、一般的?には多分ここ、妻としてはドン引きするところかと思われるんですが、

ワタクシ歓喜!

だって背は高いし(180近い)スレンダーだし髪は長いしイケメンだし(私見)、スカート男子しない理由が見つからない!

「わーーーーマジ!?じゃぁじゃぁ、一緒に着られるスカートとかワンピとか探しに行こうよ!!」

逆にマッドさんドン引き!

いや、だって、何も問題ないんですよ。
メンタルはあくまでも男子だし、ただスカート履いていたいだけ。
クィア・アイでビューティー担当のジョナサンが大好きな私としては、願ったり叶ったりなわけです。

https://front-row.jp/_ct/17279741

私にも恩恵が

男性らしい服装でいなければならない事に違和感を抱き続けていたマッドさん。それはいずれ、

「服なんてどうだってイイや」

になってしまっていた。
それはパートナーである私の服にも関心を示さないという形で影響を及ぼしていたから、ずーっと着たい服を買えないというストレスが、かなり大きかった。

それが

「行け行けスカート男子!!」

と、嬉々として後押してみたら、
なりたい自分でいることの幸せを実感できた事が大きかったようで、私の着るものにも気を使ってくれるようになった。

「この服、欲しいんだけどな」を言えなかった過去と、簡単にサヨナラ出来てしまった。

毎日楽しそうでよろしい

在宅で仕事しているマッドさん。
毎朝起きると、当たり前のようにスカートを履くのが普通になった。
うんうん、楽しそうだし幸せそうだし、良き良き。

良いけども、そのスカート…アタシより似合ってないか?
なんだかなー(笑)。

#私のイチオシ #クィア・アイ #ジョナサン・ヴァン・ネス #発達障害 #複雑性PTSD #CPTSD

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