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クイティアオを再考するくらいだから

タイに住んでいた頃、よく食べていた料理の一つ、「クイティアオ」という麺料理のことを再考してみたいと思う。なぜなら僕にとって、タイで最も身近だった料理がクイティアオだったから。

道を歩けばクイティアオ屋を見かけない日はないと言えるくらい、クイティアオ屋はバンコクで一番目にする機会の多い屋台だった。

では、その「クイティアオ」とはなにか。

「クイティアオ」は米麺を使った麺料理で(麦麺を使ったものもある)、パクチー、もやし、鶏肉などが乗ってて、麺の太さや汁のありなしを選べる、いわゆるタイ風ラーメンである。

テーブルに常備されている、酢、砂糖、ナンプラー、唐辛子、ピーナッツ(砕かれています)をお好みで入れて食べる。

僕はこの調味料群をどばどばと入れて食べるのが好きだった。特に酢を入れるとおいしい。

スープのだしの味とほかの調味料の味とが相まって、口の中であらゆる味覚が複雑に融合。革新的な旨味を醸し出す。

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この写真はトムヤム味のクイティアオ。丸めた魚の練り物が入っている。ほかにも豚肉、アヒル肉、内臓系が入ってるものなど、色々な種類があった。

スープの味もしょっぱいものや甘めのものなどさまざま。

値段はおよそ40バーツ〜50バーツ(約150円)程度で高くない。

タイへ旅行する際は、是非クイティアオを食べてみてほしい。辛いタイ料理が多いなかでも、クイティアオは日本人の舌にも合うまろやかな味わいを楽しめる料理だと思う。

クイティアオ再考するくらいだから、やっぱりこれが一番好きなのかもしれない。

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