新卒向け読書スターターデッキ~Webデザイナー編~
4月から社会人となる新卒Webデザイナーの皆様、もしくは4月より心機一転Webデザイナーとして働くことになる中途の皆様、おめでとうございます。ようこそデザインの世界へ。
これからたくさんのクリエイティブを生み出していくワクワクもさることながら、新たな環境でのスタートに対する不安や緊張も感じているのではないでしょうか。
そんな皆様に、Webデザイナーとして社会で戦っていくための読書スターターデッキをご紹介します。
スマートWebデザイン 脱・自己流のデザイン&データ作成術
Webデザインの際に把握しておくべき内容を網羅した1冊。
デザインそのものというより、デザインデータのあり方にフォーカスした内容が多く、「一応見た目それっぽいのは作れたけど、これであっているのか・・・?」というような漠然とした不安を軽減してくれること間違いなし!
自分の業務にあわせて、適宜深堀していくのがオススメです。
センスは知識からはじまる
Webデザインの仕事を始めてしばらくは数多の修正や先輩たちのハイクオリティクリエイティブに「わたし、センスないかも・・・」と悩む日々かもしれません。
しかしそれはセンスがないのではない、知識がないのです。
そもそもセンスというのは生まれ持った才能的なものではなく、たくさんの知識により最適な選択を果たせている状態ということですよというのがこちら、水野学さんの「センスは知識からはじまる」です。
知識が足りないならこれから身に着けていけば問題ない!とこれからのアクションを促してくれる1冊です。
インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
人の心理についての解説と、デザインに落とし込むヒントが詰まった1冊。
基礎知識をしっかりと固めれば応用が利きくようになっていきます。
科学的な内容もあり少し読みにくいかもしれませんが、ぜひ根気よく少しずつでも読み進めてみてください。
賢い人のとにかく伝わる説明100式
最高の制作物を作れば言葉はいらないでしょ?なんて思ったら大間違いです。クライアントはデザインについて造詣の深い方ばかりではありません。
デザインについてよくわからない人がデザインを評価する時、多くの場合は「好きか嫌いか」が判断軸になってしまいます。
デザイナーの好み100%で制作しているのではなく、知識や過去の実績に基づいて制作しているのですよということを伝えるためには、自分が制作したデザインを言葉でも説明できる必要があります。
また、デザイン制作前後のクライアントやディレクター、コーダーとのコミュニケーションをスムーズかつ明確に行うことで、認識の齟齬がなくなり修正を少なくおさえることができます。
「賢い人のとにかく伝わる説明100式」は言語化を鍛えるのにオススメの1冊です。
あなたのお気に入りのデザイン集
「ときめくローカルパッケージデザイン」「Web&SNS時代のブランディングデザイン」「TRPGのデザイン」など、クリエイティブ事例集のような書籍がたくさん出ています。
ぜひ書店へ行って自分のお気に入りの1冊をお迎えしてください。
好き100%で選んでかまいません。
好き100%で制作するのはあまり良いことではないですが、自分の好きを自覚することは大事です。
好きなデザインを明確にし、深堀りしていくことで、それはあなたの「得意なデザイン」になります。
何より、好きなデザイン集が手元にあるのはとてもテンションが上がりますからね。
以上が私がオススメするWebデザイナー向けスターターデッキです。
このスターターデッキをそのまま活用するもよし!
自分の深堀りしたいテーマをプラスしてオリジナルデッキをつくるもよし!
最強Webデザイナーへ向けて、デュエルスタンバイ!!