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最近のうれしかったことをできる限り挙げてみる

お久しぶりの投稿になってしまいました。実はここ最近、様々な不運が重なってしまい、いろんな形で調子を崩してしまっておりました。ざっくりとした経緯としては次のような感じです。

前回の記事を投稿したあたりで過活動しすぎた反動のため調子を崩す

そんな中受けたカウンセリングで、たまたま重大なトラウマ
触れてしまいさらに調子を崩す

重度の鬱状態(無気力、寝たきり)に陥り、カップ麺やお菓子などの
脂っぽいものを食べては何時間も眠る生活を送る

喉がスース―し始め嘔吐するようになる
軽度の逆流性食道炎と思われます)

クーラーによる乾燥なども相まって風邪をひく(今ここ)

たった一週間ほどのあいだの出来事でしたが、悲しいほどに見事な負の連鎖だったと感じます。
精神的にも身体的にも激しく落ち込んでしまい、アルバイトもお休みをいただいて、自分を責めながら何度も自暴自棄になりそうになりました。激しい希死念慮がやってきてもそれを実行する元気すらなく、起きていればフラッシュバック、寝ていれば悪夢という形で何度も過去に引きずり戻される毎日。もう何年間も精神疾患と生きてきましたので、今までにもこういったことは数多くありましたが、それでも「今回もよく持ちこたえた、がんばったね」と自分たち自身に言ってあげたいです。

風邪の症状が落ち着き始め、ようやくこの悪循環から抜けられそうな兆しが見えているので、今日は最近のうれしかったことをできる限り挙げることで、辛かった毎日をねぎらいたいと思います。

①Candy Crush Sagaでステージ300に到達した

一番精神的にしんどかった時期にとにかくお世話になったのは、Candy Crush Sagaです。

何もできないとはいえ何かをしていないと焦ってしまうようなとき、私はかなりの頻度でSNSをチェックしてしまうのですが、ただでさえフラッシュバックが起きやすい状況で大量の情報を流し見するのは、やはり良い手段ではありません。

Candy Crush Sagaは上手にキャンディを動かして消していくパズルゲームで、基本的には似たような操作の繰り返しのため、SNSの閲覧のように突然トリガーが現れることも少ないですし、ステージが進んでいってもらえるアイテムも増えるという達成感が味わえます。
このゲームのおかげで、焦って衝動的なことをしてしまうこともなく、苦しいながらも比較的穏やかに過ごすことができました。

②セルフネグレクトしないで過ごせた

以前とても苦手だった部分です。負のループに入ってしまうと、むしろ自分で八方塞がりな状況を完成させるかのように、セルフネグレクトをしてしまうことが度々ありました。
意を決して外出し、なんとかコンビニにたどり着いても「私なんかがこんなもの食べちゃいけない」「自分にお金を使うなんて罰が当たる」とおそらく他パーツ・人格の思考が流入し、なにもできずに帰ってきてしまうのです。

大学時代は一人暮らしをしていたこともあり、セルフネグレクトが命取りとなりましたが、現在ではカウンセリングを受け、パートナーと同棲し、近くに住む両親もとても気遣ってくれるので、だいぶ状況が改善されたと思います。

パーツや人格全員での意思決定のプロセスは未だ確立されていませんが、ちょっとした違和感や「やりたくない」「できない」という声に耳を傾け、お互いを尊重しあったうえで妥協案を考えることがとても重要なのだと改めて実感しています。自我状態療法の効果がこうした部分に少しずつ現れ始めていて、とても嬉しいです。

③Netflixで「Orange is the New Black」をたくさん視聴した

https://www.netflix.com/title/70242311

外出や家事などでの気晴らしが難しいなか、Netflixの視聴にはとても助けられました。最近大ハマりしている「Orange is the New Black」は、女性刑務所を舞台としたドラマで、オンラインデータベースのIMDb(https://www.imdb.com/title/tt2372162/)によるとComedy(コメディー)に分類されるそうです。

とはいえ、ただ刑務所内の様子を面白おかしく描くのではなく、囚人たち一人一人や彼女たちの関係にフォーカスすることで、犯罪の背後にある複雑な家庭環境(虐待、愛着障害、DV、ヤングケアラーなど)や社会構造の問題(人種差別、女性差別、性的少数者差別、貧困、宗教問題など)、各々が抱える問題やマイノリティ性を鋭く可視化しています。

刑務所と言うと、普段私たちが過ごしている世界から遠く離れた場所を想像しますが、気づけばあらゆるキャラクターに自分や他人を重ねて見てしまっているように、決して上記のような問題が私たちにとって無関係なことではないのだということを強く実感できるのです。

Netflixによるレイティングでは16+(sex, nudity, language, substances, sexual violence, suicide)に指定されており、精神的に苦しいとき、あるいはこれらに対する拒否感がある場合には、視聴を控える必要があると強く思います。私自身もしばらくの間は視聴を断念していました。

しかし、なかなか理解されづらい発達性トラウマやC-PTSDなどに対する解像度の高さは、当事者の一人として涙が出るほどうれしいものです。今まで社会にいないものとされてきたさまざまな困難を抱えたキャラクターたちが、刑務所内で、時には塀の外で、タブーを破壊し新たに創造しながらも必死に生き抜く姿には、とても勇気づけられます。

ある程度精神面が安定している今では、毎回楽しみに視聴しています。

④かわいいリップを買った

CANMAKEのステイオンバームルージュをなんとなく買ってみました。

私が買ったのは02番のスマイリーガーベラというオレンジ系カラーです。少し塗るだけで鮮やかに発色し、一気に顔の雰囲気が明るくなります。
髪を整えたり好きなメイクをしたり保湿したりなど、身だしなみを整えることもセルフケアの一つだと思います。ちょっとした買い物でしたが、自分を満たしてくれるもの、使うと嬉しくなるものを身の回りに置いておくことが、最終的に自分を大切にすることに繋がるのだと実感しました。


このような感じで、最近の嬉しかったことを4つ挙げてみました。
鬱が軽くなり始めた頃が一番要警戒だと、知識上も経験上も嫌と言うほど知っているため、このようにポジティブな点をたくさん言語化するのはなかなか良いことかもしれません。お付き合いいただいた皆さんに深く感謝します。

もちろん、嬉しかったことと言うのはここに挙げたものが全てではなく、周りの人に支えられた部分が本当にたくさんありました。ただ、まだこの場でお話しできるほど自分たちの中で意思が固まっていないため、また別の機会にでもお付き合い頂けたら幸いです。

また投稿しますね。今日はこの辺で、ありがとうございました。

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