明日、花を置く
明日は、息子の通う中学校の卒業式。
2年生の息子は、在校生として式に参列。
私は式の最中に花屋さんから届く花束を受取り、各教室にセッティングするため、学校に行く。
PTA本部役員のしごと。
卒業生と担任の先生や副担任の先生方への花束を、教室に置いてくる。
◇◇◇◇◇◇
毎年、同じ花屋さんに花を注文している。
今年度は私が「花担当」になったので、先々週、お店に代金の支払いに行って来た。
学校からからは少し離れた商店街にあるその店は、ご家族が中心になって営んでる様子。
私と同世代のお店の方と、配達から帰っていらした年配の方はおそらく父娘だろう。
領収書を待っている間、店内や店先に並ぶ花を眺めた。
チューリップ。百合。フリージア。薔薇。フリージア。菜の花。ヒヤシンス。アルストロメリア。枝ものの桜………ああ、名前がわからない。
いちばん好きな花、ラナンキュラス。
結婚式のブーケとブートニアはラナンキュラスにしてもらった。
「あっという間ですよね、3年、はやいなぁ」
「ほんとうに」
領収書を受取りながら、当日はその方のお子さんの卒業式でもあることを知っている私は、
「おめでとうございます」
を伝えて店を後にした。
明日、私は花を置く。
この春、卒業するみなさんに。
卒業生のいるご家族に。
おめでとうの気持ちをたくさん込めて。
ご卒業おめでとうございます。
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今月のはじめ、noteのお友達とお茶を楽しんできました。
ヘッダーの着物写真から想像がつくかもしれませんが、川ノ森千都子さん、ぱんだごろごろさん、みおいちさんとです。
場所は京橋で、誰もそこには行ったことはなく、ネット検索して探したお店。
お店の雰囲気も、従業員の方の心のこもった接客も、自然体で良かったです。
4人で集まるのは2回目。
話題は、次から次へと湧くもの。
家族のこと、家のことを笑いながらおしゃべり。
全員の共通点は"息子"がいること。
(ぱんださんはお嬢さんもいらっしゃいます)
息子トークにも花が咲きました。
千都子さん、ぱんださん、みおいちさん、楽しい時間をありがとうございました。
その日早朝に雨が降り、着物で行けるかな……と思ったのですが、早い時間帯に雨はあがってくれました。
御召の着物に袖を通しました。
御召は、高級なものもあるようですが、私が着ているのはアンティーク着物と言われる中古品(古着)で、カジュアルな部類のものです。
私のなかでは、紬くらいの位置付けです。
柄行も花を模したような抽象柄。
帯は単で、帯揚げにはぎれを。
この日、いちばん身に付けたかったのはチューリップの帯留で、木で出来ています。
父が親しくしていた画家さんの奥さまからいただきました。
装いのなかに、卒業する方々への寿ぎの気持ちをそっと込めました。