ふたつの家族と私
再三 noteで書いているので完全に耳にタコだと思うけれど、私は二世帯で暮らしている。
夫と私と子ども達。
私の母と弟。
階段と玄関だけを共有して、寝食は別々。
トイレ風呂の水まわりも別。
自分から相手の居住スペースに出向かなければ、会わない。
玄関でたまたま会う程度。
私だけが行ったり来たりをする。
稀に子ども達が「ばぁばのところ、何かお菓子あるかな?」と行く。
そしてカリントウや芋けんぴをもらってくる。
◇◇◇◇◇◇
母と弟は2人で暮らしている。
今のところ不自由なことはないようだ。
2人とも通院と服薬中。
私は、自分が出来ることがあると思っていて、それをほぼ毎日している。
様子を見ること、見守ること、話を聞くこと。
困っていたら助けること。
簡単なことなのだけど、それが難しいと感じる時もある。
2人が抱えているものはそれぞれ違って、その日のコンディションも違う。
かける言葉、会話のテンション、ちょっとした空気の流れ、その日の天候(気圧)そういうものが、大きくこころを左右することがある。
私は、雑で荒い自分を嫌になるほど思い知る。
情けなく、恥ずかしい。
ここにいるべきではないように思う。
もっとうまくやれる人がいたらいいのに。
何気なく発した言葉や、つい荒げてしまった声が、相手のこころをえぐり、傷つけてしまう。
いちばんしたくないこと。
明らかに私のせいで、相手がパニックを起こす。
泣く。
放心状態。
眠り続ける。
そうなったらしばらくは、離れるしかない。
時間が傷を薄めてくれるまで。
ただ、傷は傷跡として残って、時々うずく。
それでも、傷つけ合っても(私だって傷つく)また近づいていく。
同じ家屋に住んで、気配を感じ、時に消しながら暮らす。
この関係はわるくはないと思っている。
できる限り続けたい。
だがこの先、私ではない、外の人の手を借りることが出てくるかもしれない。
他人を頼ることを、noteで出逢った方々に教えてもらえたから。
娘だから、姉だからと、ひとりで抱え込まなくてもいい。
「あなたが一緒に住んでて、本当に良かったよね」
いつも人から言われる言葉に苦しんでいたけれど、自分がいちばん自分を縛っていた。
あまり、くよくよめそめそしなくなった。
noteのおかげだ。
もうひとつの家族がいる。
私の大切なふたつの家族。
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