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【暮らしの道具】#3 クレバーコーヒードリッパー
味も、香りも、飲むまでの一連の所作も含めて、コーヒーが好き。
豆を挽き、お湯を沸かして挽いた豆をドリップする。部屋がコーヒーの香りに包まれて、豊かになっていく。淹れたてあつあつのコーヒーをズズッとすする。そんな時間がたまらなく愛おしいのです。
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コーヒーをいれる道具・器具を集めるのも好きで、アンティークなものやスタイリッシュなものなど、性能や見た目もさまざまな道具が数多く存在します。
今回は、最近手に入れた「クレバーコーヒードリッパー」を紹介します。
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出会いのきっかけは、間違いから
「やらかした。これ、違うペーパーフィルターじゃん!」
いつも使っている円錐形ペーパーフィルターではなく、台形ペーパーフィルターを間違えて買ってしまった私。
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コーヒードリッパーには、その形に合ったペーパーフィルターを使用する必要があり、私が持っているコーヒードリッパーだと台形フィルターは合わないのです。
しかも安く売られていたのをいいことに、4セットも台形フィルターを購入してしまった(絶望の目
しかし!ここで発想の転換。台形フィルターが使えるドリッパーを買う口実ができたぞ。ふっふっふ。いいぞポジティブシンキング。
何を買おうかなと調べていく中で、知り合いから「クレバー コーヒードリッパー」を教えてもらいました。調べてみると、おしゃれなフォルムで、色味もかわいい。しかも性能も良さそう。ということで購入ボタンをポチリ。
実際に使ってみると、名称の「クレバー(賢い)」の意味が分かります。ドリッパーの底に、その秘密があります。
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クレバーな特徴
底部分を見てみると、シリコーン製の弁が付いています。これが蓋の役割をしており、平らな場所では弁が閉まり、コーヒーサーバーなどに乗せれば弁が開いてコーヒー液が落ちてくる、という仕組みになっています。
クレバーコーヒードリッパーは、お湯をためることが出来る構造になっており、浸漬法とドリップの組み合わせで簡単にコーヒーを抽出することが出来る抽出器具です。
抽出されたコーヒー液は、ドリッパーをサーバーなどの上にのせると流れでる仕組みになっています。
実際にコーヒーを淹れてみよう
まずは台形フィルターと挽いたコーヒーをセットし、お湯をためます(ドリッパーの下には付属のコースターを敷いています)。
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お湯を入れ終わったら、お湯の温度が下がるのを防ぐため、付属のフタをして3分ほどそのまま待ちます。待つ時間はお好みで。
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その後サーバーに載せるとコーヒーが流れ落ちていきます。
おお〜、おもしろい仕組み!
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カップに注げば、あっという間にコーヒーが楽しめちゃう。なんて簡単!
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もちろんこの方法ではなく、お湯を入れる際にサーバーに載せていれば、普通のドリップ方法でコーヒーを淹れる事ができます。
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メリットだらけ!いいとこ取り
お湯に豆を浸す浸漬法の代表的なものは、フレンチプレス。
フレンチプレスは、コーヒー本来のコクや香りが出る一方で、エグみや苦味が出やすいというデメリットも。また、ペーパーフィルターを使わないため器具のお手入れが大変という面もあります。
また、一般的なペーパードリップはクリアな味わいに仕上がる一方で、コクが出にくく、またドリップの仕方にムラがあると安定した味が出にくいというデメリットがあります。
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クレバーコーヒードリッパーは、これらの良いとこ取り。
コーヒー本来の香りやコクがしっかりと出ていて、クリアな味わいを楽しめますし、コーヒー豆の量・浸す時間・湯量の温度を一定に保てば毎回同じ味を楽しむことができます。
何よりお手入れが簡単なのも嬉しいポイント。
数分お湯につけている間に他の作業ができるので、忙しい朝にも活躍が期待できます。
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かんたんに、本格的な味をたのしめる
シンプルな使い方で、安定して本格的な味を楽しめるクレバーコーヒードリッパー。コーヒー初心者はもちろん、コーヒー通の人まで幅広くおすすめできるドリッパーです。
カラー展開も豊富なので、見た目にこだわりたいという人も楽しめると思います。
ぜひ、お気に入りのドリッパーを探してみてくださいね。
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