【暮らしの道具】#2 ガラスペン
一家に一台、ガラスペン。
それほど私の心に深くハートの矢がささった、透明で美しい見た目の「ガラスペン」。
その名の通り、ガラスでできているペンです。インクをちょちょいと付けて文字を書く、万年筆のようなペンです。
最近では、パソコンやスマホで文字を打つことが増えたこともあり、
なかなか思い立って文字を書く機会が少なくなってしまいました。
学生時代、あんなにノートに書いていたのにね。何年前のことになってしまったのやら…ぐさーー。
と、勝手に心のダメージを受けている場合ではなく、ガラスペンはとにかく良い。
なんにせよ、見た目が美しい
なんといっても、見た目がいい。これは、ものを持つ上で重要な要素の一つだと思います。
私が購入したのはサックスブルーのガラスペン。盛岡の文房具屋さんで購入したものです。
ペン先にかけた細いラインといい、丸みを帯びたフォルムといい、
ガラスならではの透明感といい、私の心をグッと掴んで離さない。
ガラスペンを手に持つだけで、ご機嫌になれます。なんて簡単な機嫌取りなのかしら。
さらさらとした書き心地
勝手な先入観として、インクのペンって書きにくいものだと思っていました。吹き溜まりができたり、ガリガリッとなってしまったり。見た目だけのものなのかな〜と思ってたら、油断しました。意外と書きやすい。
さらさら〜っと書くことができます。
あれ?なんか私、文字うまくなった?文字を書くのが気持ちいい!
書くのってこんなに楽しかったんだな、と思えるような書き心地です。
インクを付けすぎると少し吹き溜まりになったり、角度をつけすぎるとガッとなることもあるのですが、それは最初のうちだけ。
慣れると驚くほど書きやすい。そんなペンです。
仮に吹き溜まりになっても、それはそれでインクの味として出るので、良しとしています。
カラフルなインクの数々に心踊る
ガラスペンを使う上で欠かせないのが、インク。
文房具店や雑貨屋さん、ネットでも売られています。
私が購入したのはパイロットの3色。
「月夜」「山栗」「山葡萄」
名前からして、しっとりかわいい子たちです。
最近ではいろんなところからインクが販売されており、自分好みの色を探すのも楽しみの一つ。
書いたときの色の出具合もいいし、箱からインクを取り出すときに思わず「むふふ」と声が出てしまうほどかわいい。
すでに3つ持っているのに、どんどん他の色が欲しくなる。インク沼ってやつです。
お手入れらくらく
ガラスペンは、ズボラさんにもおすすめします。
お手入れがほんとーーーーに簡単。
なんせ、使い終わったら水でかるく洗いで、ティッシュ等で拭いたらおしまい。あっという間。
上の写真は、瓶に入れた水で洗いだあとのものですが、きれいだったので思わず写真を撮りました。
片付けの時間まで楽しいと思えるのが、ズボラな私にとってはかなり重要です。
まとめ
友人に手紙を書く時、ちょっとしたメッセージを添えるとき。
私は進んでガラスペンを手に取るようになりました。
今の便利な時代には逆行しているかもしれない。
でも、忙しい合間にひと息コーヒーを飲むように、自分にご褒美を与えるように、私の日常に潤いを与えてくれました。
出会えてよかった、ガラスペン。
興味がある人に、ぜひ届いたらいいな。おすすめです。
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