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下手な絵もAIでキレイにペン入れできる copainter

AIでイラストの下描きにペン入れしてくれるツールがあるとムスメから聞き、昔描いた絵で試してみました。わたしの下手な絵が、入り・抜きのある(線の太さに強弱がある)見事にペン入れされた状態に仕上がりました。

左が元の原画で右がAIでペン入れしたもの

下描きの絵が見つからず、とりあえず見つかったのがこのイラストでした。昔描いたペン入れした状態の広末涼子の似顔絵イラストです。拡大して見るとわかると思いますが、わたしの線が素人っぽいのに対し、右のAIペン入れは洗練された線になっています。

しかし、これはもう、わたしが描いた絵ではなくなっていますね。自分で描いたといって発表はできないレベルです。

また、ラフ状態の絵をAIで仕上げられたら困るという声も見かけました。なぜ困るのかの話はのちほど。ともかく、ラフの絵にウォーターマーク(透かし)を入れることで、AIでうまくペン入れできないようにする実験もしてみました。

「忠実度」を下げるとこのくらいのウォーターマークは消すこともできた

「忠実度」を下げることで顔にちょっとかかるようにしたウォーターマークは消せましたが、元絵に忠実ではなくなっています。

忠実度0.3のままウォーターマークだらけにした例

ウォーターマークだらけにしたところ、忠実度0.3でもウォーターマークは残りました。顔の輪郭が崩れてしまってますね。

忠実度0にすると別モノのイラストに

忠実度0にすると、ウォーターマークは消えましたが全く別モノのイラストになってしまいました。ペン入れAIというより、ただの画像生成AIによるi2i(イメージ to イメージ)ですね。

結論としては、ウォーターマークを入れることで、元絵を生かしたままのAIペン入れを阻止できそうです。

また、AI着彩機能も試してみたのですが、これは、自動で色をつけてくれる機能ではありませんでした。ラフに塗ったあとでAI着彩しても、ラフに塗ってはみ出した部分や塗り忘れもそのまま忠実に仕上げられます。

そこそこうまく着色できた例

上のAI着彩した例ですが、拡大して見ると塗り忘れやはみ出しなどがそのままになっているのがわかると思います。また、服の柄やズボンのステッチなどは、雑に描いたものをキレイに仕上げてくれることを期待したのですが、わたしが描いた雑なままでした。

AI着彩機能は、きちんと色を塗ったあとで陰影を自動でつけてくれる機能と考えた方が良さそうです。

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