【姿勢矯正のポイント】寝姿勢の見直しが猫背改善に役立つ!?
寝姿勢を見直すことで、猫背の悪化を防ぐことができるかもしれないことをご存知でしょうか?
今回は、寝姿勢の見直しについて解説します。
仰向けで寝られない方に向けて、すぐに試せる対処法もご紹介します♪
普段の自分の寝方や寝具を見直して、姿勢矯正に役立てましょう!
猫背の人におすすめの寝方
寝方を見直せば猫背が治るという単純な話ではありませんが、さらなる悪化を阻止するのに役立ちます。
猫背の人におすすめの寝方と、避けるべき寝方を紹介しましょう。
猫背の人には仰向け寝がおすすめ
仰向けで寝ると、頸椎が自然なS字カーブを描き、自然な状態をキープできます。
また、横向き寝と比べてマットレスとの接触面が少ないため、体への負担が少なくなるのです。
適切な硬さや高さの寝具を選び、立っているときのように自然なS字カーブのキープを目指しましょう。
横向き寝がおすすめできないのはなぜ?
横向き寝では、下側の肩に負担がかかり、巻き肩が悪化する可能性があります。
巻き肩はさらなる姿勢の悪化や不調を引き起こす原因となってしまいます。
横向き寝じゃないと寝られないという方は、横向き寝用の寝具を使うことが重要ですよ。
うつぶせ寝を避けたほうがいい理由
うつぶせ寝は、首をずっと左右どちらかにひねった状態になるので、
寝違える
首・腰の痛み
歯並びの歪み
などを引き起こすリスクがあります。
また、腰も反った状態になるので、腰痛の原因となりかねません。
うつぶせ寝はできるだけ避けたほうがいいでしょう。
仰向けで寝られない人は試してみよう!2つの対処法
仰向けで寝たほうがいいと言われても、背中や腰の違和感・痛みのせいで寝られない人もいますよね。
そこで、仰向けで寝られない人に試してほしい対処法を2つ紹介しましょう。
膝下にクッションを挟んで立てる
仰向けで眠れない方におすすめなのが、膝下にクッションを挟み、膝を立てて寝る方法です。
膝を曲げることで、腰への負担を軽減できますよ。
インターネットで「膝下枕」と検索すると、腰痛対策の商品が出てきます。
良い膝下枕があるかどうか、チェックしてみてくださいね!
腰にタオルを巻いて寝る
腰にタオルを巻くことで、腰の浮きを和らげ、体圧を分散しやすくできます。
ただし、タオルの厚さは適度に調整する必要がある点に注意しましょう。
厚すぎると腰が反り返ってしまい、痛みが悪化する恐れがありますよ。
少し薄めのタオルを選ぶといいでしょう。
猫背の人は自分に最適の枕を見つけよう
姿勢矯正には、自分にぴったりの枕を使うことが大切です。
枕選びの2つのポイントを紹介しましょう。
適切な高さ=好みとは違う
仰向けになった時、布団との間にできるすき間を埋める高さの枕が適しています。
一般的には、枕が腰の位置より4cm程高いといいとされています。
枕の高さは個人の好みによって異なりますが、重要なのは首のカーブを自然な状態に保つこと。
枕が高すぎても低すぎても、首のカーブは不自然になってしまいます。
自分の好みだけで選ばないことが大切ですよ。
実際に店頭で試して適度な硬さを選ぼう
枕が柔らかすぎると頭が沈み込んで、寝返りが打ちにくくなります。
一方、硬すぎると首や背中の当たっている部分に負担がかかり過ぎてしまいます。
そこで、寝姿勢を乱さない程度の適度な硬さの枕を選ぶことが肝要です。
口コミをチェックして通販で購入する方も多いですが、実際に寝具店で試してみることをおすすめします。
猫背にまつわる寝方Q&A
猫背の方によくある疑問についてお答えしていきます!
【Q】枕無しで寝たほうが猫背にはいいの?
【A】枕なしで寝ても、猫背は改善しないばかりか、ストレートネックや首・肩のコリ・痛みを悪化させかねません。
枕なしで寝たほうが快適だと感じる場合、体に合った枕を使えていないということ。根本的な解決にはならないのです。
したがって、自分に合った枕を探すことが大切ですよ。
【Q】猫背矯正ベルトをつけて寝るのはOK?
【A】猫背矯正ベルトは、寝姿勢のサポートには対応していません。
それどころか、装着することで体に以下のような負担がかかり、睡眠の質を低下させるおそれがあります。
寝返りがうちにくくなる
血行不良が生じ、違和感や不調が生じる可能性がある
胸が伸ばされることで痛みを引き起こすおそれがある
寝ているときは、体に負担のかからない、楽な姿勢を心がけましょう。
3つの猫背改善ストレッチを紹介
猫背を改善するためには、寝姿勢だけでなく日常的な体の使い方にも気を配ることが大切です。
猫背を改善するためのストレッチ方法をご紹介します。
タオルを使ったバンザイストレッチ
タオルを丸めて肩甲骨の下にくるように仰向けになります。
寝ながらバンザイ状態になりましょう。
この状態を1分キープします。慣れてきたら、時間を増やしていきましょう。
座ってできるストレッチ
椅子に座り、頭の上で手を組みましょう。あごを引き、背中を真っすぐ伸ばします。
伸びをした状態から上半身を右に倒します。お尻が浮かないよう姿勢をキープします。
10秒キープしたら、左側も同じように倒します。左右5回~10回を目安に行いましょう。
首を伸ばすストレッチ
右手で左の鎖骨を押さえます。
頭を右後ろに倒し、左の首(胸鎖乳突筋)を伸ばしてキープします。
反対側も同じように伸ばしてキープしましょう。
このステップを2~5往復します。
まとめ
寝姿勢や寝具を見直すことは、姿勢矯正においてもとても大切なことです。
ストレッチや筋トレなどの運動も取り入れて、硬くなった筋肉をほぐし、快眠を目指していきましょう!
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