発達障害(ADHD/ASD)の診断「QEEG検査」を受けて
2021年10月、最新の手法を駆使して発達障害をはじめとする、精神疾患の診断・治療を行なうブレインクリニックへ。
ここでは薬を使わない治療のため、副作用の不安がなく、医師の主観的な診療に陥りがちな、精神科医療に日本でいち早くFDAに承認を受けたQEEG検査機器を導入しているそうです。
QEEG検査とは?
QEEG検査(定量的脳波検査)は、脳波が脳のどの位置からどのくらいの強さで出ているかを測定し、発達障害や精神疾患の鑑別補助となる検査。
脳の状態を可視化することで、具体的にどの部位に問題があるのかを把握するのに役立ち、問題のある部位によってある程度どんな特性を抱えているのかを判断することが可能。
検査費用は、14,300円(税込)で、決して安くはないですが、医療費控除の確定申告を行うことで、税金の還付を受けることもできるとのこと。
判断できる特性
診察の所見と合わせて、
・発達障害特性
・うつ特性
・躁特性
・統合失調特性
・不安特性
・PTSD特性
・パニック特性
・不眠特性 など
判断できるそうです。
測定方法
電極つきの帽子を装着し、ボーッとしながら座っているだけです。測定しやすくするために、丸い小さなコットンに水を浸したようなものを、機材と頭の間に数十個入れてました。
QEEG検査の結果
以下のような検査結果のデータをIPad上で提示され、帰る際に印刷してファイリングされたものを受付で渡されます。
→濃いブルーがある人は5%もいないんだとか
→一番上の左の「Delta」は睡眠を表し、濃い線が結構ありますが、これは寝てる時も頭が回転してて休まってない状態らしいです
検査を終えて
この日私は初めて自分が「ASD傾向」があることを知りました。
ASDとは、社会的なコミュニケーションや他人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が偏るといった特徴を持っていて、「自閉症スペクトラム」「アスペルガー症候群」といった呼び方をされることも。
それを聞いてたしかに驚いたけれど、「他の人とは何かが違う」原因がこれだったのかと…
むしろその状態で今まで良くがんばってきたよなと、自分を認めてあげれたような気がしました。
睡眠は基本寝たら起きずに朝になってるので、自覚はなかったのですが、逆にこれが改善されたら、どれだけ元気に過ごせるのだろうと、
治療に関しては興味はあったものの、効果が期待できる16回の治療費は約36万。
今の私には高価な買い物で、すぐに申し込みは出来ませんでした。
だけどその後色々考えて、“将来のなりたい自分にはこのままではなれない” と思い、およそ2週間後にクリニックにTMS治療をしたいと電話したのです。