普段の料理が劇的にうまくなる本☆
クックパッドとかデリッシュキッチンとかでレシピを見ているとこんな感じだ。
・しょうゆ大さじ2、みりん大さじ3、酒大さじ2
・沸騰したら中火で15分
調味料の分量と焼き時間。数字にばかりフォーカスされている!
料理を初めてするというなら仕方がないが、そうでない場合、本来ならばここに「あとさじ加減で適当に」という言葉が必要となる。
お肉なら厚みによって火にかける時間は変わるし、フライパンによっても火加減の状態が変わる。何でも”頃合い”が大事で、”今”を逃せば、野菜がまだ固くて旨みや甘みが引き出せていなかったり、お肉が焼き過ぎて硬くなってしまったりする。
最近「料理通信」とか料理の専門雑誌なんかも読んでて、プロの料理家の記事を読んでいても思うのだけど料理の上手な人と初心者の決定的な違いは、以下だと思う。
料理と、食材と、会話をしているかどうか。
まさにこれを書いている本と出会えた。こちらだ。
この本は、分量や焼き時間ももちろん必要な情報として正確に書いてあるがページの下の部分に少し小さめに。そしてメインにはレシピごとに”その料理の本当のポイント”が数点、書いてある!
例えばこんな感じ。※実際に作ってみた。
◎鶏だんごの煮物
「粘りが出て白っぽくなり弾力が出るまでしっかりと混ぜることでふわふわの鶏だんごになります。」
「肉だんごにするときは、スプーンを一回ずつ水でぬらすと鶏だんごの表面がなめらかに仕上がります。
「煮ると膨らむので少し小さめに丸ます。」
→いつもの数倍混ぜました。笑 混ぜている途中に、「あ、こういうことか」と”素材と会話”ができました。そして本当にふわふわ鶏だんごが出来上がりました!
◎鶏の照り焼き
「鶏肉は数カ所を観音開きにして厚さを均一にします。」
「ごま油で、皮目を下にしてへらで押さえつけて焼きます。へらのかわりに重たい鍋蓋でも。」
「裏返してからの出てくる油は旨みなので拭き取らないようにします。」
→鶏の照り焼きは元々得意料理の一つなのですが、全く別物が出来上がりました!まず皮面の焼き目の見た目が明らかに美味しそう。そして切ったときの弾力が違う、焼きすぎていないのでとてもやわらかくて旨みが残っている!
同じ手間しかかけていないのに、ここまで味が変わるのかとびっくりしました。
何でもそうだと思う。”大事なこと”にきちんと目を向けることは大切なことだ!
この本は、和洋中イタリアの料理100レシピが載っています。どれも家で作る定番のものばかりなので、日常の食卓が変わるのでおすすめです!
是非、お試しください!
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