佐藤優樹アソシエイトコーチ 特別インタビュー 第1回
2020年6月、佐藤優樹氏が新潟アルビレックスBB U-23として活動するアップルスポーツカレッジ バスケットボール専攻科のアソシエイトコーチに就任いたしました。同校のスポーツビジネス科は、佐藤優樹コーチにインタビューを行いました。記事は2回に分けて投稿いたします。
第1回は指導者となった思いや、やりがいについてインタビューしました。
-まず、選手から指導者へと転身をしたきっかけは何ですか。
選手の頃は全く考えてなかったですね。最後の年は怪我に悩まされ、自己管理や実力不足といった現実を突きつけられました。そんな中、タイミング良くコーチにならないかという話を頂き、そこで初めて指導者への道を考えましたね。
改めて自分の人生を考えたときに、今度はコーチとして頑張ろうと思えたので、悔いが残らず引退することができました。
指導者は、長年バスケットボールをやってきた自分を支えてくれた方々への恩返しには最適だと思います。地元である新潟県のバスケを盛り上げていきたいと考えています。
-佐藤コーチはアソシエイトコーチに就任しましたが、どのような役割を担っているのですか。
バスケやトレーニング指導、生徒指導はもちろんですが、学生に10年間のプロ生活での経験を工夫して伝えることが一番の役割だと思っています。
準備運動や栄養学、練習メニューやルーティンなど、ダイレクトに見たことや感じたことを伝え、学生たちのプレーの向上や成長への引き出しになれば良いと思います。
また、新潟アルビレックスBBでは8年間プレーした経験があるので、そういったトップチームと学校とのパイプ役になり、相乗効果や縦の関係を作っていけたらと思っています。
-縦の関係といえば、新潟アルビレックスBBのYouTubeチャンネルにたびたび出演しています。出演の経緯はどのような形だったのですか。
アルビBBから動画出演の話を頂き、お世話になったチームの力になりたいと思ったので出演させてもらいました。一緒に出演した選手たちはプライベートでも親交があるメンバーだったので進行しやすかったですね。
でもカンペが無いので無茶ぶりが多い点は苦労しました(笑)
-アソシエイトコーチに就任し2カ月が経過しましたが、どのように感じますか。
楽しんで指導を行えています。そして、僕が在学していた頃より環境は断然良くなっていると感じました。これらを活用するのは学生次第ですが、それぞれの夢や希望に近づけられるよう、愛情を持って接しています。なので大変という思いは全くありません。
-バスケ指導だけでなく、学生コーチへコーチングの授業も担当されています。どのような内容なのですか。
プロチームで経験したコーチの指導法や選手との向き合い方などを紹介しています。また、YouTubeやドキュメンタリーを使用して、それぞれが色々な観点や考えを持ってディスカッションする機会を設けていますね。
僕自身もディスカッションに参加するので、共に学ぶことが多いです。試行錯誤しながらの授業ですが、こちらも楽しく行うことができています。
-では、最後にこれからの目標をお聞かせください。
学生たちが夢に少しでも近づけるよう、今まで以上のエネルギーを使って全力でサポートしたいと思っています。学生をプロバスケットボール選手に成長させることが一番の目標ですが、その成長過程も充実させてあげたいです。ASCに進学してよかったという思い出をたくさん作ってあげたいですね。
第1回のインタビューは以上です。ご覧いただきましてありがとうございました。
次回は佐藤優樹コーチの学生時代からプロバスケットボール選手になるまでの過程に迫ったインタビュー記事を投稿します。お楽しみに!