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[モンゴメリ生誕150周年]アヴォンリーへの道ー旅最終日

まだまだ居たいところですが、帰る日となりました。
最終日はハリファクス空港に朝5時には着くように、3時半起きです。松本侑子先生はモンゴメリ学会発表のためにPEIに戻るのでここでお別れ。1ヶ月後の同窓会も準備されていてアフターフォローも至れり尽くせりです。

ハリファックス空港
スターバックスのBEEN THER SERIES、今回はNew Atlanticバージョンをゲット。PEI、New Foundland、Nova Scotia、New Brunswickを総称してNew Atlanticです。
今回入手したThe Blythes are Quatedという本は、モンゴメリが亡くなる日に出版社に届いた原稿から、まだつい最近の2009年に刊行されたもの。一部は出版されていたエピソードもあるが、モンゴメリが反戦を意図して書いた内容などは時代の中で切り取られていた。これは改めて全編出している。モンゴメリから100年後へのメッセージという気がする。

トロントで乗り継ぎで、つい5日前に来たのにもう懐かしい。それくらい濃い旅行でした。そしてここが最後のお土産チャンスです。職場向けやら何やらを買い、残っていたカナダドル消費に努めます。
ちなみに、PEIでもどこでも、たいていのところはカードのタッチ決済でピッと買い物できるので日本でコンビニで買い物するのと変わりません。今時枕チップもどれだけ必要かとは思いますが、現金の準備は最低限で大丈夫です。

トロントからはまた13時間のフライトでアンカレジ上空を通るルートで羽田へ。
まだここから日本各地に乗り継いで戻られる人が多い中、お疲れ様を言いあい、三々五々と解散になりました。都内在住組は恵まれています、が、浜松町あたりで早々に仕事帰りの人たちにもまれ、一気に現実に引き戻されますね。。

超個人的なアヴォンリーへの道、ここまでお読みいただいてありがとうございました。
モンゴメリ生誕150周年の年に、生誕50年の私が旅したプリンスエドワード島、モンゴメリと同じ年に生まれているであろうアン、モンゴメリの人生経験を反映しつつもパラレルワールドにいる物語の住人のアン、孤児院から引き取られるアンと同じ年ごろでアンに出会い、アンと同じように人生を重ねきた私、そしてまた100年周期で不穏さを繰り返す世界情勢、と様々な重ね合わせがあり、偶然以上の巡りあわせを感じます。

プリンスエドワード島の赤土を靴につけたままにしておくとまた島に戻ってこれる、という現地ガイドの方のお話を信じ、靴を拭かずにおいてます。きっとまた訪れられますように。

すべてのエッセンスが詰まっている松本侑子先生の「赤毛のアンのプリンスエドワード島紀行」は予習にもおさらいにも秀逸です。島の四季や花々も紹介されていておすすめです。

そして、2024年7月現在、NHKのカルチャーラジオでは、ちょうど松本侑子先生のなぞ解き赤毛のアンをやっています。聞き逃し配信は9月頭まで聞けます。女の子向けの児童書と思っていたら、とんでもなく深い文学の世界に引き込まれて認識が変わりますよ。


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