結婚して、26年目、やっと私は、私に戻れそう
1998年11月
幼い頃からの夢である、お嫁さんになる。それが叶った日
しかし
あれから、私は、どんどんと、私は私でなくなっていくそんな旅が
始まるのです
それを、予期するかのように、私は
結婚式、披露宴が終わった瞬間‥倒れました
結婚式の二次会は、旦那さまが1人で、出席…そして、私は
母と一緒に、休日診療所で点滴を受け
結婚した初日に、私は、動けなくなり、母が新居に泊まってくれる…
そんな、予想もしてなかったことからの
結婚生活は、スタートしました
勿論、新婚旅行など、行けるはずもなく、ドタキャンセル…
今、思うと、よく、旦那さまは、何も怒らずゆるしてくれたな。と思います
そして
行ってもない新婚旅行のお土産(あらかじめ、ネットでお土産を注文してたので行ってなくてもお土産は届いたのでした)を配るときの、なんとも言えないあの、気持ち…
そんなこんな、月日は流れて…
幼い頃からのもう一つの夢！「お母さんになる」それが、叶うと
私は、また、私でなくなることに、拍車がかかるのでした…
いい奥さんに
いいお嫁さんに
いいお母さんに…ならないと…
それから、数年後
もう一つ、幼い頃からの夢
「子供は3人欲しい」その夢が、叶った時…
もう、私が、私でいられないことへの、限界が来ました
1番下の子を妊娠中に、此処への引越し
あの頃の、私にとっての、此処の環境は、最悪でした
だけど…
あの頃の私には、私が、私でなくなるための沢山〜の鎧をつけていた
けど、そんな重たいものをつけてる…ことさえ気づかず…
もう、投げやり状態でしたので
ギャーギャーと
あれが、悪い、これが嫌だ！と、わめくことしか出来ませんでした…
自分が、幼い頃から見てた夢がどんどんと叶ってるのに
私は、どんどん、私でなくなる選択を、自分でしていく…ほんとに
奇妙なことだった…な。と、今、思います。
けど
やっぱり
３人の、子供達の、お母さんになれたことは、私にとってとっても
かけがえのないことで
となると…この、結婚も、とっても良かかった！ってことなんだろうな…と
どうしようもなくなるときは、そんな風に思って、自分を、支えていました
そして
とうとう、心身のバランスを、崩すことに
強制終了がかかったのは、18年前、ちょうど、末っ子の、出産後…
今度は
私が私に戻る旅が始まったのでした。
私が私に戻る旅路
ほんとに、此処には書ききれないくらい色んなことがありました
辛く、苦しく、悲しく、そして、怒りに怨みに、後悔…
だけど、それと同じくらい、感動〜することが、ありました
人からの愛を感じること
自然の美しさを、感じること
家族の優しさ、両親からもらった沢山〜の愛情
目には見えない方々の存在
護られてる。と、感じること
当たり前のことに、感謝できること…
重たい、重たい、鎧を一個ずつ、手放していくと
私の中に、キラキラとした宝物が、一個ずつ、入ってくるようでした。
生きていると、色んなことが、起こり
何度もトンネルを通ることがあるのかもしれませんし
その、トンネルの中は、真っ暗かもしれません。けど、真っ暗だからこそ
キラっ！と、光るものを見つけやすいし
色んなことに気づきやすく
トンネルの中だからこそ…の、何かがあって
そして、必ず…1人じゃない…サポートして貰える方々や物たちがあります。
短いトンネルもあれば、私のように、26年…という、長いトンネルもあるのかもしれない
けど‥.必ず抜けるときは来るなぁ〜と
今は、思います
今、子供の頃の私、辛かった頃の私には、とっても
想像出来ないような、穏やかで、心地よい気持ちを味わい
そして
土を、触ることに、安らぎを覚えてます
庭の小さな、小さな畑で栽培した
ピーナッツを収穫して
ピーナッツバターを作り
自分で作ったパンにつけて
そして
自分で、手焙煎した珈琲をお供に、朝ごはん
ほんとに
とっても、とっても、豊かな時間を過ごしてます
今から
本来の私に戻って、リスタートです
だけど、今まで、沢山〜頑張ってきた私
重たい鎧をつけてまで、必死に生きてた私
そんな私も、とっても愛おしく感じます
未来は、わからないし
起きる出来事の中には
しんどいこともあるかもしれないし
なんで、私が？ってなることもあったり
湧き上がる気持ちに、手を焼くこともあると思います。
でも、どんな経験も
私が感じるどんな気持ちもお宝なのです
そして
心が、広く穏やかで豊かになる…
全ては、うまく流れてる。って思います
これから、出来るのなら、この、経験がまた、誰かの何かに…
そして、もらった沢山〜の、愛を、循環していけるといいな。と
思う今日この頃です
上2人の子供たちは自立し
末っ子ももう、高校卒業です
そして、2020年に
新しい家族となった、黒猫のジジ
私は私の真ん中を、生きて生きます
折り返しは過ぎてるけど
これから
私の
楽しむ人生の、旅が、始まります。
最後まで、読んで頂きありがとうございます。
私たち家族を、含め皆さまの、ご安全で、健やかな日々を
お祈りします
今から
ジジと一緒にお昼寝
至福の時間の始まりです。
あさつゆ