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ほんとは、綾華が望んだこと #2

何年前だろう

「お前の羽根は、オレが切ってやった!
だから、もう、飛べない
自由なんてなれない」

その言葉

その時のこと、綾華は未だに

鮮明に覚えている

そして、心に深く傷となって残ってる

そう

綾華は、飛べなくなった…

自由に、思うがままに動けなくなったのだ

あれから、何年かたち

綾華は

今もまだ、自由〜に出来ない

その

自由〜に出来ない、理由を

あの人のあの言葉のせいだ…と

色んな人に話してる

だけど

最近

綾華は、うすうす、気づき始めてる

あれは

自分が望んで切って貰った…という事を

それは

そうでもしなければ

自由奔放な綾華

ほんとに、私は、何処かへ飛んでいく

あの人の側にずっと居るためには

この

私の羽根を切ってもらう方がいいのだと…

そして

あの人に、悪かった…と思わせて

あの人に、ずっと、優しくして欲しかった…のだと

そんな綾華の切られたはずの羽根は

もう、すでに生え変わり

もう、自由〜に飛べること

綾華は、知っている

だけど、それは、まだ

誰にも話してない…秘密の話し

でも、もう

バレるのは、時間の問題

綾華

どうする?



゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*

有ったような
無かったような

ほんとのような
つくりもののような…

こんな風にに綴るのも楽しい〜な♡と
読んでいただきありがとうございます



あさつゆ





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