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ヨーロッパ半周の旅

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マイナーな町を中心とする、ヨーロッパ旅行の記録です。
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#ポーランド

コペルニクスの町~ポーランド・トルン編~

コペルニクスの町~ポーランド・トルン編~

ドイツ騎士団の拠点として、また商業の拠点として中世より栄えた町、トルンは天文学者コペルニクスを生んだ町としてもよく知られています。小さな町ですが、情緒漂う中世都市の雰囲気を楽しむことができます。

旧市庁舎です。14世紀に建てられたという古い歴史を持ちます。中央に見えているのはコペルニクスの像です。

旧市街も非常に活気があります。

夜も賑わいを見せています。

塔から眺めるトルンの景色も素晴ら

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琥珀の港町~ポーランド・グダンスク編~

琥珀の港町~ポーランド・グダンスク編~

グダンスクバルト海沿岸、ポーランド北部には、未だに中世の空気がある。グダンスク、琥珀の港町。琥珀の産地として古くから栄えるも、第二次世界大戦では焦土と化したこの町は、現在は再び美しい姿へと復元されている。魅惑の町へと、その一歩を踏み出してみよう。

誘われるようにして門をくぐる。

市庁舎と、美しい街並み。

立ち並ぶ美しい建物にかかる虹。

琥珀のように輝く夜のグダンスク。

グダンスクは近郊に

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シロンスクのおしゃれな街~ポーランド・ヴロツワフ編~

シロンスクのおしゃれな街~ポーランド・ヴロツワフ編~

ポーランドの中でも特に色彩豊かで童話に出てきそうなヴロツワフの街並みは、文化や歴史の深さを十分に感じさせます。オドラ川に臨むこの街は、古くはスラヴ人の集落でしたが、モンゴルに支配され、ボヘミアに支配され、ハプスブルク帝国に組み込まれ、そして1945年まではドイツの一部でした。このように最近までドイツ領だったこともあり、街は少し中欧に似た空気を醸し出しています。

ヴロツワフ中央駅はネオゴシック様式

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バロック様式のお城~ポーランド・ワンツト城~

バロック様式のお城~ポーランド・ワンツト城~

ワンツトは、クラクフより電車で2時間半ほど東に行ったところにある、小さな町です。ここはよっぽどのポーランド好きでも知らないようなドマイナーな町ですが、実は荘厳なお城がひっそりと佇む町なんです。しかも、日によっては無料で城館を見学することが出来ます。庭園も綺麗なので、クラクフから日帰りで訪れてみてはいかがでしょうか。

さて、このワンツト城ですが、1629年〜1641年にスタニスワフ・ルボミルスキ公

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天然水の飲める町~ポーランド・シュチャブニツァ編

天然水の飲める町~ポーランド・シュチャブニツァ編

Szczawnica、初見では読むのが難しいと思われますが、シュチャブニツァと読みます。クラクフよりバスで2時間ほど行った、タトラ山地の近くにある温泉街です。

ここは、なんと言っても水が有名です。様々な種類の天然水が売っていて、それぞれ効用が違います。しょっぱい水もあれば、マイルドな水もあります。澄んだ水がウリなだけあって、町の空気はとても新鮮です。

旅の始まりは雨でした。

中心地に向かうに

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タトラの美しい自然~ポーランド・ザコパネなど~

タトラの美しい自然~ポーランド・ザコパネなど~

ザコパネZakopaneクラクフより電車あるいはバスで2時間ほど行ったところにある町、ザコパネはタトラ山の麓にあるリゾート地として大変有名で、多くの観光客を魅了します。19世紀には芸術家の集う避暑地としても有名でした。クルプフキ通りはザコパネの中で最も中心的な通りです。

ここへはケーブルカーであがります。

ザコパネからバスで40分くらい行ったところからは、タトラ山に登ることができ、これが大変オ

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クラクフから手軽に行ける観光地9選〜アウシュビッツ、ヴィエリチカなど〜

クラクフから手軽に行ける観光地9選〜アウシュビッツ、ヴィエリチカなど〜

クラクフは小さな町ですが、クラクフから少し足を伸ばすと魅力的な観光地が次から次へと顔をのぞかせます。クラクフから徒歩で行ける場所、トラムやバスで数十分のところから、1時間ほどのところまで、一挙に紹介しようと思います。

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王の都、芸術の街~ポーランド・クラクフ編~

王の都、芸術の街~ポーランド・クラクフ編~

クラクフ、幾度となく訪れ、訪れる度に憑りつかれていく魅惑の町。17世紀初頭まで、およそ600年間もの間ポーランドの首都であった古都。

ルブリン編でも触れましたが、僕はポーランドに何度も行っていて、合計で1年半くらいの間クラクフで過ごしています。しかも卒業論文も修士論文もクラクフと縁の深い芸術家について書いています。なので、逆に何を書けば良いか、どの写真が良いか分からないのですが、この稿ではオーソ

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王国栄華の地~ポーランド・ルブリン編~

王国栄華の地~ポーランド・ルブリン編~

ポーランド。三国分割で地図上からその姿を消し、ロシア、ドイツに幾度となく蹂躙された悲劇の国。

このような悲観的な見方が一般的なポーランド像かもしれません。しかし実は、ポーランド王国は中世にはヨーロッパ最大の版図を誇っていた強国でした。1569年、このルブリンの地でポーランドとリトアニアの合同が調印された時、その王国は歴史上に姿を現しました。

背景にも掲載したこのポーランドの国民的画家、ヤン・マ

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