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みんなでごはんたべよう!「みんたべ」を開催してみた!@兵庫県川西市

去る2024年9月29日(日)に、さあ!みんなでごはんたべよう「みんたべ」を開催しました。

NPO法人百生一輝さんと同じシェア事務所を利用していることがきっかけでお話しする機会が増え、たまたま「炊き出しをしたい」という話から、あれよあれよと話が進み有志で集まって開催しました。

概要

さあ!みんなでごはんたべようーみんたべー

楽しみ方は人それぞれ♪
おむすびを食べて喋るもヨシ
おむすびを黙ってむすんでもヨシ
防災クッキングを楽しむもヨシ
ワークショップに参加するもヨシ
何もしないでいてもいい・・・

開催日:9/29(日)

17:00 ゆるっと準備
18:00 ゆるっと食べる
19:00 ゆるっと片付け

会場:藤ノ木さんかく広場

入場:無料

お問合せ先:みんなでごはん食べよう会 
Mail: a7652014@gmail.com
主催:みんなでご飯を食べよう会
協賛:スパイスカレーミルズ、たこ焼き屋八福
運営協力:NPO法人百生一輝、ぶっちぎりLab.、Douce、designまるさんかくしかく、TAE、TAKAHASHI

自由なところが楽しい

きっかけは「炊き出し」だったはずなのに、打ち合わせ2回を経て・・・「みんたべは1回きりのイベント」という事になった為、継続しないイベントならいっそ各自やりたいことをやったらええやん!になり、いろんなコンテンツの集合体になりました。笑

雑談から生まれるボランティアベースのプロジェクトは、仕事ではないので、精神が自由なところが楽しいですし、関わるそれぞれが自分の在り方と向き合う時間にもなりやすいのが好きなところです。

打ち合わせを重ねるうちに、初めはよく知らない人たちの集まりが、だんだんと親近感を覚え、せっかく「福祉」をテーマに集まったのだから「このメンバーで何かカタチにしてみたい。やってみたい。」と思うようになりました。

内容は大きく4つ!
①わらしべ御結び(参加応援金:500円)
②ハーブティ試飲会(参加費:無料)
③防災クッキング(お家から材料を持って来てね 参加費:無料)
④めしにぎり実演(参加費:無料)

※防災クッキングは材料を持ち寄ってビニール袋に入れて、湯で茹でる「防災クッキング」形式。
自由に作っていただくことに。

魔法の言葉「防災」

「わらしべお結び」に「ハーブティー試飲」「めしにぎり実演!」のコンテンツを前に、「これ・・・わかりにくくて人が集まらないんじゃないかな〜」と心配になった私は「防災クッキング」をすることに。

先日、大阪市池田市でまちづくりのイベントをされている神田さんが講座に登壇された際に言っていた「魔法のコトバ防災」。
聞いた瞬間、「私と一緒だ!!」と思って嬉しかったです。
これだけ思考や行動が多様化してくると、老若男女誰にでも当てはまるキーワードがなかなかなく。
「防災」はそんな中でも全ての人の関心が高く、まるで亜熱帯のような気候変化や地震に戸惑う日本で大切なキーワードでもあります。
「防災クッキング」をコンテンツに入れたら、「炊き出し」にもええ感じでリンクしてまとまるのでは?と思いました。

耐熱ビニール袋アイラップが大活躍

大切にしている「伝えること」「伝わること」

職業病だと思いますが、「良いことをやっても知られなければ無いのと同じ」と思っていて。
いつも情報発信には力を入れています。
SNSで投稿し続けても、内容をまとめたサイトがないと伝わらないと思い、初めてノーコードツールWixを使ってペラサイトを作成。
楽しみながら学べもするのが地域活動の良さでもある。
「自分で思いついて、自分で好きに作れる」のだから、何のプレッシャーもなくて楽しいです。

当日の様子@photo by takahasi

写真撮影はとっても大切で、だけど、今回の私の立ち位置だとどうしても現場を回す方に手を取られるのでどうしようかな・・と思っていたのですが、素敵に撮っていていただけて嬉しかったです!

炊飯は、スパイスカレーミルズにて

兵庫県川西市の若手起業パイオニアの久木田さんがオーナーをされているスパイスカレーミルズを無償提供でお借りして、炊飯しました。

スパイスカレーミルズのオーナー久木田さん
コレがたかはしさんなので、コレはわたなべ撮影
この屋台は吉岡さんが持ってきてくれました…すごすぎる
自分の判断でサクサクと進めてくれる頼れる奈央ちゃん
黙々と作業してくれるみのるくん
颯爽と現れ、指示なくともテキパキとボランティアで受付を担当してくださる最強守護夫婦

こどもは無料!キッチンかーたこやき屋八福さん

これ、はっちゃん

兵庫県川西市でこどもは無料の取り組みをはじめたキッチンカーたこ焼き屋の八福さんが「みんたべ」に来て、こども達にたこ焼きを食べさせてくれました!
大人が500円で恩送りチケットを買ったらそのチケットでこどもがたこ焼き1人前を食べられる……持続可能な仕組みになっています。

キッチンカー八福さんが学校でもない、家でもないこども達の第3の居場所になっていったら嬉しいなぁ〜「こどもの笑顔」をキーワードに情報交換できるようヒトとヒトが繋がるようなプラットフォームになることも期待しています。

キッチンカー八福さんありがとう!

こどもは宝物だ〜って思いますね

広場で、それぞれ握る「おむすび」

もう、わちゃわちゃ笑
縁の下の力持ち女子達

バーブティー無料試飲コーナー@NPO法人百生一輝さん

川西市内の農園で育てたハーブのお茶がふるまわれていた試飲会コーナー。
特定非営利活動法人 百生一輝さんの就労継続支援B型作業所「ふぉーふーむ」さんで、種つけから栽培→収穫→加工までひとつひとつ手仕事で作られたハーブティーでした。
ブレンドされたしその葉がおむすびにもぴったりでホッとする美味しさでした。
いただいた皆さんは温かいお茶に和んだのではないでしょうか?

「防災クッキング」を担当してくださった@ひとくら里山塾さん

何事かと思っていたら・・・
本格的なストーブが組み立てられました!すごい!
いつも仲良しなおふたり。いつもありがとうございます。
大きなマシュマロはふるまい
お米の炊飯中!パッククッキングと言います
おでんなどレトルトを温めるアイデアも〜たっぷりお湯を沸かしてくださって有難い。。。

企画当初、ビニール袋に入れて茹でるパッククッキングできる鍋を用意しておこう〜っていう程度でしかなかった防災クッキング・・・。
なぜなら、そのくらいじゃないと人手が足りなくてテンパると思ったから。笑

開催日が近づくにつれ、参加者さんがありがたいことに増えてきて、私が「防災クッキング」を言い出したけれど、やはり当日手が回らないかもしれない・・・そんな心配を心の中でしていたのです。

そんな私の心のうちは知らないはずなのに・・・・兵庫県川西市黒川地区で活動されてきた「ひとくら里山塾」さんがご協力くださり、立派な防災体験エリアが爆誕!!

「防災って急に出来ないから、日頃から楽しんで親しむ事が大切」と、ギブの精神でみんなに与え教えてくださいました。

おっきなマシュマロ焼いたり。

米を炊いたり、おでんパック茹でたり。

差し入れのウインナー焼かせてもらったり。

珈琲もふるまっていただき、沁みました・・。

私も知らない方々が1番沢山集まっていたお腹も心もふくふくエリアでした!

「ひとくら里山塾」さんに感謝感謝です!

倉庫にあった「モルック」も!

大西さんが倉庫から出して並べてたよ

いつの間にか、モルックコートは子供たちの集いの場に♪

耐火ビニール袋にご飯入れて、自分達で握ってるところ
ふりかけかけてる♪
最終的には、みんなのくつろぎスペースになりました

伝統の「めしにぎり」実演!

50年後の伝統「めしにぎり!」はぶっちぎりLab.さんの担当!

運営メンバー8名のうち、ご本人しか内容を知らないまま当日を迎えました笑

何がなんだかわからないのに設営を手伝ってくれる飴屋のやっさん
準備に真剣なぶっちぎりLab.さん

なぜめしにぎりなのか。
なぜめしにぎり、なのに、握らないのか。
それは誰にもわかりませんでした。笑
50年後には伝統になっているらしい。
めしにぎりの儀式・・・・

理屈はいらない!そんなことを思わせるくらいファンの方が沢山訪れていました。

エンターテイメントって凄いな〜ってこうして振り返ると思います。

ここに来た人だけが参加できて、観て楽しめためしにぎり。
参加してくれる人がいたから「完成した」とも見える。
わけわからんけど楽しそう、わけわからんけど面白い。
非日常でアートでした!

イベントの宣伝めっちゃ頑張ってくださって、独自のインパクトで沢山の方の記憶に残してくださいました!

感謝しきれないし、世の中って捨てたもんじゃないと思えたイベントでした

ある方はお家にあった物を、ある方はわざわざ買って、ある方は準備から片付けまでの手伝いを、ある方は寄付をしてくださいました。
「分け合えば余る byみつお」はほんとだった
沢山の方から大なり小なりモノ・コト・カネなどいろんな形の価値をご提供いただきすぎて、全員を書き出そうとすると誰かもれてしまいそうで書けませんが、心より感謝いたします。
知らない人同士が広場に集まり、各々に交流し、分け合い、ご飯を食べる。
そんな光景を見ることが出来ました。

川西市の公式Xでも取り上げていただきました。

持続可能性についての話

まずは、今回のイベントの精算報告です。
場所代:5,000円
保険代:2,700円
米代:5,000円
消耗品他:1,000円
計:13,700円
残金が1,000円弱

赤字にならなかったと見えますが、今回はたまたま赤字にならなかっただけなので、継続的に続けようと思うと、計上されていない細かな経費も考えると、毎回2万円ほど運営費は欲しいと思いました。

協賛や補助金を取ると奪われていくのが「自由」なので、頼りにしたくはないけれど、場所代や保険代に現金が必要なのは事実。
そして、「人件費」の問題。
せっかくの善意をお金に変えるような考え方はしたく無いけれど、もし継続的に続けるのであれば価値交換の最強である「貨幣」問題はついてくる気がしていて。
今回、「とりあえずやってみる」経験は出来たし、個人的に初体験の「物販しないイベント」だからこその学びや気づきもあって、とても有意義でした。

仕事でもなく、それまで友達でもない人達と、大人が集まって何かやってみる・・・・この体験は予測不能な今の時代にどんどん経験すべきなんじゃ無いかな〜とも思っています。

次は誰と何をしようかな。

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