![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139804628/rectangle_large_type_2_420bf06a99b7b36cd5e9c51ce739ae17.png?width=1200)
【大河ドラマ・光る君へ】再会したり、お別れしたり。
第18回・岐路。
宣孝が国司のうまみを味わい尽くして都に戻った。
たくさんの土産物を携えて現れる。
唐の酒を飲んだまひろパパは、どうもお口に合わなかった様子。
でもまひろは「変わった味」の酒に興味津々。
宣孝から「まひろも味わってみるか?」と言われて、めちゃくちゃ前のめりな返事を返すのがちょっと意外だった。
私はよろしゅうございます…みたいに遠慮しちゃうタイプかと思ったのに。
意外と積極的なのね。
そして宋の国の科挙という制度の話を聞くと、もう居ても立ってもいられない。
今にも飛んでいきそうなまひろ。
興味のあることにはガンガンいくタイプだったか。
宣孝さまったらまひろのために唐物の紅を買って来てくれたらしい。
どこまでマメなんだろう。
自分の妾たちにはいったいどれほどのプレゼントをしたのやら。
*****
「父上にもはや恨みはない」と語る道兼。
とうとう道兼の世が訪れた。
道兼と道長は、今後の善政を誓い合う。
なんと美しい兄弟愛…。
なんと美しい道兼…。
(衝撃の登場だった第一回の道兼を、完全に忘れている私!)
すぐ終わるけどな。
でも、もし道兼が倒れなかったら。
倒れても復活していたら。
その時は政はどうなっていたんだろう。
道兼は人道的な善政を敷くことが出来たろうか。
道長は道兼を支えて一生を終えただろうか。
ところで、こんなにいい人になっちゃった道兼。
新しい本妻はいないのか?
それとも自らの戒めとして、あえて本妻はおかないことにでもしたのか?
*****
疫病に倒れた道兼を介抱し、見舞う道長。
「疫病でも治る者もおります」と道長は言う。
たしかに。
でも、それ以前に道長よ。
悲田院に行ったり、まひろの看病をしたり、道兼の近くにいたり。
感染するチャンスだらけなのに、元気だよね。
・・・免疫力?
*****
「それも世の流れかと…」
道長は、伊周が関白になってもかまわないと女院に言う。
女院はブチ切れ、「うつけ者ぉ!!」と叫ぶ。
表情ひとつ変えない道長。
ホントに道長は出世欲がないね。
でも、それも放っておいてもそれなりの地位にはつける…という大前提ゆえだろう。
まひろとの約束を果たすためには。
庶民が困らないような世の中を作るためには。
道長が本気でそう願うなら、権力があるほうがいい。
関白になってしまうと、下々のための細かい施策には関われなくなるから、あえて関白にならないのだろうか。
そこまで考えているのだろうか。
ただ、ぼんやりしてるだけのように見えるけど。
・・・と思ったら後日、道長が「関白になってしまっては意のままに動けぬ。存分に働ける場に留まりたい」と言ったらしいことが判明した。
ぼんやりしていても、ちゃんと考えてたのね。
よかった!
*****
「これで堂々とそなたの兄を関白に出来る」(一条帝)
ダメじゃん。
一条帝、定子の尻に敷かれっぱなしじゃん。
いろいろあって仕方なく道兼にしたけど、今度こそ定子ちゃんの言うとおりにするからね~、って。
結局、一条帝も愚帝ではない、というレベルか。
*****
「おいしゅうございますぅ」
清少納言がまひろの家に遊びに来た。
中宮定子からの下賜品のお菓子をみやげに携えて。
カリカリ音のする、変わった形のお菓子。
なんだろう。
かりんとうみたいなもの?
そして宮中での話になり、予告にあった「あら?道長さま、ご存じ?」のシーンになる。
なんだ。
全然たいしたことない、さらっとしたシーンじゃないか。
ホッとしたよ。
「・・・(道長が関白になることは)やはりありえませんわね」と言いながら、清少納言はお菓子をひとつ取り、ぽいっと口に放り込む。
カリッカリッカリッ…と小気味いい音をさせて食べる。
この時の清少納言のお菓子の扱い方。
ぽいっと口に放り込むあたりが、そんなに上流ではない身分を表していると思う。
そして、まひろに対して気を許している証拠のようにも思う。
中宮定子さまの御前なら、もっとお上品にそっと食べるよね。
*****
「これ以上、姉上に賢くなられてもなぁ~」(まひろ弟)
あははは。
新楽府(しんがふ)のおねだり(?)をするまひろに、弟は焦らし作戦。
でもきっと優しい弟のことだから、そのうち持ってきてくれるんだろうな。
ふたりのやりとりを見つめるまひろパパがニコニコしていて、幸せそう。
*****
「御子を・・・産めっ!」
伊周は中宮定子に、お前の仕事は帝の子を産むことだけだ、と言う。
まるで亡くなる直前の道隆のように、「産め、産め」と言い募る。
よく似た親子だ。
何を言われても黙って耐える定子の表情がつらい。
それを見守る清少納言も。
*****
『昔の己に会いに来たのね。でも今語るべきことは何もない』
えっ…これ、どういうシーンなの。
ふたりとも昔を思い出して、例の古屋敷を訪ねたんだよね。
偶然、同じタイミングで。
そんな偶然、あるかいなー!!
*****
あっという間の第18回。
来週はまひろが宮中に行くらしい。
そんなバカな。
いくらドラマだからってねぇ…。
いいなと思ったら応援しよう!
![あさのしずく](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102900496/profile_fbf0699d365ae55e1e9ae3007a1593b8.png?width=600&crop=1:1,smart)