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春からソーシャルワーカーになる皆さまへ
社会福祉士、精神保健福祉士の国家試験を受けた皆さま、おつかれさまでした!
合格発表は3月なので気もそぞろではあるかもしれませんが、まずは今月まで勉強頑張った自分にどうかご褒美を。
大変だったことでしょう。本当によくやりきりました!
さてここからは主に新卒の方に書くような形になりますが、セカンドキャリアとして福祉の現場に入る方にも、何かお役に立てば嬉しいです。
まずは就職先もう内定している人、決まってない人、まだ就活始めてもいないよという人、様々いるかと思います。
ちなみに私は専門学校生当時、まだ就活始めてもいないよ組でした。しかも合格発表後から面接始めて4月入職できたので大丈夫です。5月から入職にした友人もいます。とらわれずいきましょう。
入社をわくわくどきどき待ち遠しく思っていただければそれに越したことはありませんが、不安じゃ! 今から何かしておくことは! と焦って仕方がない場合は、こんな過ごし方がおすすめです。
① 映画でもドラマでも本でも、たくさん観て読んで多くの人の考え方に触れましょう。
ソーシャルワーカーになったあなたには、たくさんの出会いが待っています。ワーカーの仕事の基本は、相手の話を傾聴することです。どんな話がきても否定せず、その人のことを理解しようと努める姿勢が求められます。
映画やドラマや本で予行練習……なんて肩肘張らなくても、「世の中にはいろんな人がいるんだなぁ」と知る練習に、たくさんの作品に触れましょう。
ちなみにヒューマンドラマに限る必要はありません。私は幼少期より、もっぱらホラー映画とミステリ小説で育っています。好きなもので学ぶのがいちばん!
② 学友との付き合いを大事にしましょう。
もしあなたが福祉系の学校に通っていたならば、ともに学び試験や実習を乗り越えた仲間はそのままワーカーの同期となります(ことを祈っています)。働き先は違えど、この同期ワーカーの存在は卒業後たいへん力になります。
私もいまだ専門学校のクラスメイトとは毎年交流があります。年数が同じだと悩むことも似ていて、ざっくばらんにそういうことを語り合えるのは何より貴重な存在です。
③ 自分へのご褒美をたくさん探しておきましょう。これとても大事!
ソーシャルワーカーの仕事ははっきりいってメンタルにきます。年数いくつになっても関係ないです。うちのセンター長も毎週「胃が痛い」って言ってます。
それでも健康に続けていけるかどうかは、プライベートできちんと自分の心をケアしているかによります。これほんと。
海外旅行! みたいな特別感の大きいご褒美も大事ですが、できれば毎日、毎週、毎月でもできそうなご褒美をいくつか持ってみてください。ちょっといいカフェラテとかでいいんで。
いろいろ書きましたけどあとはもう、入社までの春休みは、好きなことして過ごしたらいいと思います。
ワーカーのいいところは、どんな経験も糧になることです。成功体験ばかりである必要も、派手な経歴である必要もありません。あなたの人生があなたのワーカー像をつくります。あなたが見聞きしてきたこと体感したこと考えたことすべて、誰にも真似できないあなたの強みです。
数ある資格や仕事の中から、福祉の門を叩いてくださったことを嬉しく思います。
ようこそ、ソーシャルワーカーの世界へ。