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日記11

11月3日(木祝)

オンライン読書会の設営。
ワクチン接種4回目をしたので微熱と頭痛を薬でおさえながら。

4回目接種は、高熱は出なかったものの頭痛と腕痛が1週間くらい続いて地味に辛かった…。

今回は
『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門』
が課題本で、著者の北村紗衣さんをゲストにお迎えしました!


なんとなくですが、表紙やうたい文句でちょっと損してる気がする…もっと身構えずに読める本と思いました🥺

書名だけ見ると固そうに感じてしまうかもしれないが、私にはフェミニズム的要素は少なく感じたし、”批評”という字面におののかなくとも全然普通に読めるなぁと思った。

私はあんまり映画を観る習慣がないが、映画が好きな人はこの本は絶対に楽しめると思う!
普段観ない私でさえすごく映画鑑賞意欲を搔き立てられたもの!

北村先生、Twitterでいつも戦っておられるので怖いとか厳しいのかも?というイメージがあるけど(笑)

だただた頭の回転が速いというだけで、タイタニックのディカプリオ美に人生を狂わされたオタクを丸出しにしているし、
(それで凡人と違うところは舞台やシェイクスピア研究を極めて今の地位までのぼりつめたエネルギーと根性なのだが)

チャーミングだったり人間的なあたたかみを感じられる一冊。


北村saebou先生の考え方で、好きだなと思ったものをひとつ紹介。

私がフェミニスト、研究者としていつも思っているのが、歴史が良いと言ってくれる側はどっちなのか考える、ということだ。

今、自分の考えが周りの人にどう評価されるかを考えてはいけない。未来の自分がどう思うかを考えねばならない。

(中略)歴史を学ぶことの醍醐味のひとつは、歴史に対して恥じない道は何かを考えられるということだ。
結局、考えた末に馬鹿な選択肢をとってしまうかもしれない。しかし未来のことを全く考えずに選ぶよりずっとましだ。

北村紗衣「お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード」P40


歴史に恥じない道、未来の自分が、腑に落ちることのできる選択をするために、学びを止めない。


副反応で少しぼーっとした頭の中で、私がこの先おおきい / ちいさい何かしらの選択をしなくちゃならないときに、いつもこの言葉を降ろせるだろうか。なんていうことを考えた。

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