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Vol.8 ダイエット=食事制限ではない

初めての留学先、米国ボストンへ

留学の知識がなかったので、「初めての留学先はアメリカでしょ!!」という…大雑把なイメージのまま米国へ飛び込んだ。
ボストンはハーバード大学やMITなど、有名な大学も多いのできっと勉強するのには最適な場所なのだろう…と薄い知識のままスタートしたボストン留学。
語学学校隣接の寮で、初めましての留学生と共同生活が始まった。
初めてのルームメイトはメキシコ人の女の子。
25歳で留学した私はクラスでも最年長だったが、英語はもちろん一番話せない状態。ただ、社会経験があるのは私だけだったので、つたない英語の中コミュニケーション力でななんとか生活を楽しんでいた。
大学付属の語学学校で、大学に行くために英語を一定期間学んでから進学する子も多く、既に大学に通っている生徒と語学学校の生徒が交流するため、カンバセ―ション・パートナーを組む機会があった。
そこでパートナーとなったAlexは当時のブリトニースピアースのような美しい女性だった。
彼女にホストンを案内してもたったり、趣味もあったので一緒にお買い物をしたりと共に時間を過ごした。

寮生活はバフェ形式のカフェテリアでの食事が毎日好きなだけついていたのと、近所にチーズケーキファクトリーがあり、日本を出て周りの目を気にしなくなった私は毎日満足するまで食べていた。
あるとき、Alexが「毎日カフェテリアの食事で体型が崩れるからGYM行くけど行く?」と誘ってくれた。
今まで体型維持=食事制限という考えが主だった私にとって、運動??しかも筋トレなんて‼という感覚の違いに驚いた。
なんとなくAlexの真似をしながら筋トレしてみたり、有酸素運動してみたり、とはいえ…「こんなんじゃ痩せないでしょー痩せたければ食事制限するのが早いよー」と思いながら、校内にGYMもあったのでたまにGYMに行くようになった。

diet=食習慣・食生活

日本語の「ダイエット」は体重減少のような意味合いで使われているが、そもそも英語のdietは食習慣や食生活を意味している。
本来の私の目的は理想の体型になることなのに、なぜか体重に縛られてしまっていた。今でも、そう考えてしまう人は多いのではないだろうか。
体重の中には筋肉・脂肪・水・骨・臓器などなど、生きるのに必要なものがたくさん含まれているのに、どうしても体重にフォーカスしてしまう。数字でわかりやすいというものあるのかもしれないが、身体の中の何を減らしたいのか、そのために何をすることが自分には必要なのかを考えたら効率的に理想の体型に近づけるのに…。
アメリカの女の子たちは早くから筋肉を増やして動かし、脂肪を燃やしやすい身体にすることが習慣付いていたのであろう。
それでもなお私は筋トレをしたらボディビルダーのような身体になるのでは…と不安を抱えて有酸素運動やヨガに力を入れていた。
そんな状態では痩せるはずもなく、どんどん痩せにくい身体に自分自身で導きながらカフェテリアとチーズケーキファクトリーを思う存分食べた結果…

“3ヶ月で+8kg増”
日本に帰るまでに痩せれば大丈夫ー!!と軽く考えていた私に緊急連絡。
親族に不幸があり、緊急帰国を余儀なくされ、一番避けたかった+8kgの状態のまま日本に着いた。

Vol.9へ続く…。


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