ひまわり
いつかひまわり畑に行きたい
そして、いつか海辺の部屋で
この自己満足な言葉を並べる
穏やかな生活がしたい
いつの日かの誕生日
初めて花をプレゼントしてもらった
写真を見せて、似合うものを。と
相談してくれたらしい
そして届いた一輪のひまわり
儚げで、でも強くて陽を見てる感じがする
と、少し恥ずかしくて、嬉しい言葉とともに
その翌年の誕生日、別の方々から頂いた花束
その真ん中にもひまわりが一輪
儚くて輝かしい、なんて似た言葉と共に
そこを離れるときに頂いた花束にも
ひっそりひまわりに似たお花がいて
君ならどこに行っても大丈夫と言ってもらったっけ
あの頃より随分脆くなったけれど
いつかもらった言葉みたいに
また強く陽のさすほうへ
と決意した日