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厳しいピアノの練習がアメリカの大学入試を突破【バイリンガルの娘を育てたわたしのストーリー㊹】
バイリンガル子育て歴18年のMakoです。一人娘は2023年にアメリカ東海岸のアイビーリーグの大学へ進学。手探りで我が子に行ってきたバイリンガル子育てに関しての記録をnoteで綴っています。
今日は娘の幼少期からの習い事がアメリカの大学入試突破にしっかり繋がったというお話を書いてみたいと思います。
日本の子どもたち、特に都心に住んでいる子どもたちの忙しさは、私たちが思っている以上のもの。 娘が11歳まで東京都心で過ごしていた我が家も同じ状態でした。
10歳を過ぎる頃には学校と習い事に追われ、どんどん疲れ果てていく毎日。たった10歳そこそこの娘の口ぐせが、「はあ~、疲れた💦💦💦」でしたからやっぱり異常ですね。
そんな中、都心の老舗インターナショナルスクールのエレメンタリー卒業からミドルスクール入学のタイミングで夫に北海道の札幌への転勤辞令が出たため一家で札幌へ引っ越しすることになりました。
本日の目次はこちら👇
🌷札幌への転校で「疲れた~」の口癖が消えた
札幌に到着すると間もなく、都心で過ごしていた生活から一変✨
11歳から14歳までの3年間。自然豊かな環境に囲まれて、娘は見違えるように元気を取り戻していきました。同時に、口にする言葉も前向きな自信に満ち溢れている言葉が急に増えたのです!
学校帰りにスノボや乗馬を楽しんだり、学校のアクティビティでの雪山登山やトレッキング、大自然の中でのキャンプや洞爺湖一周サイクリングなど、たった三年でしたが、それはそれは数えきれないほどの経験をしました。
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東京では学校と習い事(いくつも)に追われながら常に疲れ果てていた娘が、北海道では全てから解放されて生き返っていった姿を、まるで昨日のことのように思い出します✨ そして東京での口癖だった「はあ~疲れた~」を聞かなくなりました。
札幌での3年間のインター生活についての記事も載せておきます👇
🌷厳しいピアノの練習と私の反省
東京に住んでいた頃から娘は習い事としてピアノ、合唱、バレエ、乗馬(不定期)、公文をやっていました… その中でもピアノに関しては精神的にもトラウマを感じるほど厳しいレッスンを受けさせていたのです。
今思うと、プロのピアニストになるわけでもないのに、そこまでやる必要も全くなかったと思えるのですが、私が大学まで音楽を専門に学んでいたこともあり、もしかして娘にも才能があるのかもしれない!と淡い期待と勘違いをしていたんですね。。。
超絶厳しい先生の下で、スパルタ式の練習を泣きながら頑張らせ、私も時には過剰に口を出してしまったことが多かったのです。母親としての立場を忘れ、先生とダブルで叱責するようなことも。
まさに昭和のやり方… 思い出すだけで、泣けてくるシーンが多く、今となっては親として反省することばかり💦。
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🌷アメリカ大学受験に繋がった13年間のピアノ経験
それでも娘は決して好きだとは言えないピアノを続けました。
最終的には高校卒業するまでの13年間続け、なんとピアノが娘にとっての
「唯一の特技」となりました。
大学入試のエッセイにその経験を記し、自分の演奏を録画して受験した全てのアメリカの大学(なんと15校!)へポートフォリオとして提出することができたのです🎹。
ちなみに、いくつかの大学へ提出した動画に収録したのはこちらの3曲です。
娘によると日本🇯🇵の曲を入れることを意識して先生と話し合いながら構成したと言っていました。 先生からは 着物で演奏して録画することを勧められたようですが👘ドレスになりました。
後で同級生に聞くと中国出身🇨🇳の子は中国人作曲家の曲をチャイナ服で演奏した動画を出したそうです。インパクト強いですよね。
・さくらさくら変奏曲 (山田耕筰)
・ベルガマスク組曲よりプレリュード (クロード・ドビュッシー)
・散りゆく木の葉(レオシュ・ヤナーチェク)
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🌷受賞歴と大学入試でのアピール
アメリカの大学入試では、願書のエッセイやアプリケーションフォームに「受賞歴」の記載欄があります。
ここには、これまでに受けた賞をリストアップする必要があり、できるだけ多くの受賞歴を記載できることが望ましいです。
私たちの家でも、娘の入賞を目指して一丸となって取り組んできました。
賞が取りやすい地方で開催されるコンクールに参加したりもしてきました。周囲のお友達も同じです。
空手を幼少期から続けていたお友達は黒帯を取るまで絶対にやめさせてもらえず常にママと喧嘩していましたが(我が家と同じ)しっかり黒帯を取りました。そして結果的に大学入試のエッセイの題材にもなりました。
大学は、この受賞歴を通じて、学生がどれだけ努力し、成果を上げてきたのかを知り、その熱意や情熱を評価します。特に、以下のような受賞歴が重要です。
成績優秀者(Excellent Student Award)
スポーツや芸術活動での受賞
課外活動(コンクールや部活動)の成績
ボランティア活動での表彰
今振り返ってみると、私が娘に与えた負担の大きさも痛感。そしてその結果、娘の心にどれほどの影響を与えたのかを考えると、反省しきりです💦
先日、19歳になった娘に「当時は本当に厳しかったよね」と謝ったところ、「今謝られてももう遅いから」と投げやりな一言。
その言葉が胸に刺さり、思わず涙がこぼれそうに💦
🌷娘の心の拠り所としての本の力
あの頃、娘が唯一逃げ場としていたのは、本の世界でした。
英語の小説、日本のマンガ、とにかく自分の心の拠り所として、ひとりで本の中に没頭していた娘の姿も鮮明に覚えています。
ピアノレッスンでひどく先生から叱られた帰りのバスの中で泣きながら
ハリーポッターの本を開いていたこともあったなあ。。。
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色々と複雑な気持ちもありますが、辛いときに「本」という逃げられる場所があってよかったのかな、と思っています。
もう一つ、本と言えばこんな思い出も。
インターでは「Sakura Book Bowl」という日本のインターナショナルスクールの読書対抗戦があります。かなりの大きなイベントで毎年順番に各インターのGymが会場となり、熱い闘いが繰り広げられます🔥
この大会に出場するためには、まず学校内での選考を通過しなければなりません。なんとかメンバーに選ばれた娘は、4年生と5年生で構成された学校代表チームの一員として、この大会に出場しました。
大会では、全国のインターナショナルスクールから集まったチームと、本の内容に関して、どれだけ正確に読み込み理解しているのかを質問形式で競い合います。娘のチームはこの年、なんと19年ぶりの優勝を果たすことができたとても記念すべき大会となりました🏆
🌷母としての反省と娘との会話
今日は、娘の子ども時代にとても厳しかった「ピアノの練習」を思い出して、その時のことを記事にしてみました。
正直に言うと、あの頃の思い出は、私たち親子にとって少し封印したい過去でもあります。でも、今振り返ると、その経験がアメリカの大学受験において、意外な形で大きな力になったと感じています。
娘ともよく笑いながら話すんですよ。
「あのピアノ、アイビーリーグに入るために少しでも役立ったんだね」と(笑)。
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あれから私も英会話スクールでスクールカウンセラーとしての経験を積み、多くの親御さんのお悩みを解決、さらに幼児教育のプロフェッショナルから貴重な学びを得ることができ、現在はバイリンガル子育てにお悩みの親御さんのサポートとインターナショナルスクールにてサブティーチャーとして働いています。
私の経験のシェアが、皆さんのお役にたてることは本当に幸せで嬉しく思っています💛
本日も長くなりましたのでこの辺で。
お読みいただきありがとうございました。
また遊びにいらしてくださいね♬
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