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成功するビジネスには、優れたビジネスモデルが存在する。ビジネスを始める前に読むべき一冊。


1 読書のススメ。

 昨今は、スマホを開けば情報が溢れんばかりに私たちに降り注ぎます。フリーランスとして仕事をしている中でも、個人からのご相談をお受けすると、必ずと言っていいほど『ネットには〇〇と書いてあった。』『SNSで見つけた。』といったお話をよく聞きます。ネットやSNSは、私たちに実践的で有益な情報をもたらしてくれます。一方で情報が溢れすぎている現代では、よほど『自分の専門』という領域以外は、正直言って、その情報の確からしさを判断できないのではないでしょうか?
 ネット情報も良質な情報ですが、私はまず、『本を読むこと』をおススメします。体験談ですが、私は、株をはじめようと思ったときに書籍から入りました。SNSも見ていたのですが、どの情報を信じたらいいのかわからなかったからです。今考えると、当たり前ですよね。だって自分に基礎知識がないのですから。SNSで『この個別株が上がる!』と言っていた株を買って、買った直後に暴落し未だに株価が戻らない『塩漬け株』があります。あれは上がった天井だったのだなと、今なら理解できます。情弱のお恥ずかしい、痛い思い出です。
 ですので、まずは書籍での情報収集をおススメします。図書館に行って勉強したい分野の棚の本をすべて眺めてみるなんてこともいいかもしれません。どこの・だれが・どのような目的で書いた本なのかは一つの判断材料になります。
 自分の気になっていること・知りたいことは、ぜひまず書籍で知識を獲得しましょう。読書でベースができてからネットで情報収集。これをおススメしています。

2 『ビジネス』をより深く理解するために。書籍に書かれていること。

 スタートアップとは、明確な定義はないが、国内外ともに、株式の発行による資金調達を行っていることがスタートアップの重要な要素と言われている。特徴は2つあり、『成長スピードの早さ』『アイデアやビジネスモデルなどに革新・最新性がある』。
 『成長スピードの早さ』では、一般的な企業では巨額の赤字を生むような先行投資は積極的ではないが、スタートアップでは企業が赤字になることを覚悟して初期投資を行い、急成長し、一気に投資資金を回収し、大きな利益を目指す。
 『アイデアやビジネスモデルなどの革新・最新性』では、既存のビジネスにはなかった革新・最新性が、新たな社会を創造して大きな需要を獲得する。
 スタートアップによく似た言葉に『ベンチャー』がある。ベンチャー(スモールビジネス)は、マイナスを出さずに、着実に成長を重ねるビジネスモデルで、既存のビジネスモデルをベースにしているため、マイナスを避けられる可能性が高い。スタートアップと比較すると『最新・革新性』という観点では急成長と大きな利益は難しい。

3 個人がビジネスをはじめる際にも役立つ知識

 ビジネスを始める際に、やみくもにSNSで発信をはじめたり、マネタイズをめざすよりも、まずはビジネスとは何かの基礎知識を得たうえで、ビジネスモデルを構築していくことをおススメします。
 自分の事業がどんな社会課題を解決するビジネスなのか。事業として成り立つのか。ビジネスをはじめたいと思っている方、ビジネスに興味がある方にぜひ読んでいただきたい1冊です。

4 書籍で紹介されているスタートアップのビジネスモデル。

 書籍では第4章で11のビジネスモデルが紹介されています。どのケースにも共通していることは、『社会課題』を解決するために事業展開をしているということです。『誰の、どのような、ニーズ』を『どうやって(方法・商品)』で『収益を上げながら(持続しながら)』解決するか。
 ミドリムシで世界の食糧問題やエネルギー問題を解決するユーグレナや、空き地や未契約の月極駐車場の貸し出しをマッチングするakippaなど、興味深い事例も紹介されています。個人的にはakippaの取り組みに興味が湧いたので、検索してみようと思います。

 視点を変えると、私たちの身の回りは社会課題にあふれています。社会課題を解決するようなビジネスを自分で作ることができたら、とてもワクワクします。

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