夏の読書2023-14 高校生でも読める「共産党宣言」
1945年8月9日を、2023年8月9日の今から想像してみる。
長崎原爆の日 平和を祈ってます🕊️
勉強の動機が「戦争がない、穏やかな日々を送りたい」というものだから。
マルクス、エンゲルス著、北口裕康訳『高校生でも読める「共産党宣言」』PARCO出版、2012年
「労働者よ、団結せよ!」1848年2月 執筆
重厚な古典が読みたくなった。しかし難解なのは無理。
一度は手にした、『資本論』。概念が難しすぎて挫折。
今回は現代語訳の新書にチャレンジしてみる。
「金持ち組=ブルジョア、やとわれ組=プロレタリア、人間の歴史は「階級闘争」=「身分や立場の違いから起きるケンカ」の歴史である。」
名訳だと思った。
背景にあるのは、マルクスが生きた19世紀のヨーロッパ。
資本家のもとで、過酷な労働を強いられた現状。
「資本家は成長し増大したのに、働く民衆の貧困が変わらないのはなぜか?」という問題提起である。
マルクスが理想とした社会とは「労働者が自らの仕事量を調整しながら豊かな人生を送る社会」である。
①資本主義の完全否定ではない、
②マルクスはマルクス主義ではない、
③マルクスは貧乏と戦っていた、
ということがわかる。
まだ読書途中だが、
より良い社会を作り上げようとする気持ちは大切だと痛感した本書である。