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「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~1」

今となっては嘘みたいな本当の話。

もう十年くらい前で、当時私は結婚して3歳になる娘もいた。夫婦関係は悪くなる一方で改善は諦めてたし、そんな気力もなかった。

寝る前に音楽を聴きながら。仕事のメールチェックをしていた時のこと・・・。

同僚の「美香」からメールが届いた。

「結婚おめでとう。久しぶりにまたみんなで飲みに行こうね」他にも何か書かれていたがこんな内容だった。

私は何だこれ?と思ったが、メールの送信相手を間違ったんだろうなと思って「送信相手間違ってるよ」と返信した。

そうしたら美香から謝罪のメールが届いた。

美香は5歳年下で結婚して子供もいる。美人で真面目で仕事の面では頼もしい。しかし、美香は離婚協議中で夫婦関係で言えば私の少し先を行っているような状況だった。

謝罪から始まったメールが、お互いの夫婦関係の話になっていった。彼女は離婚協議中だし、私は悪くなる一方の夫婦関係に嫌気がさしていたし、メールは結構盛り上がっていた。

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メールとはいえ、愚痴を言えたのは凄くストレス発散になって気分が晴れやかになった。

私は美香に「ありがとう。おかげで気が楽になった。」

美香「そう言ってもえて嬉しいです。私も楽しかったです」

私「優しいね。そんなに優しくされると好きになっちゃうよ」

美香「いいですよ。私のこと好きにして下さい。」


は!!?Σ(゚Д゚) え!!?Σ(゚Д゚)


メールの文面を見ながら顔文字のような顔で思わず声が出た。

マジでか!!!!

私「本当に!?じょ、冗談だよね?」

美香「本当ですよ。明日時間ありますか?」

私「あるけど・・・。会う?」

美香「はい。楽しみにしてます。」

待ち合わせの時間と場所を決めてメールは終わった。

突如始まったこの関係・・・。この日は全然寝られなかった。

何度も何度もドッキリか???とも思った。

しかし、どうやっても現実に起こっていること。


絶対に足を踏み入れてはいけない場所に、どんどん足を踏み入れている感覚があった。絶対に戻れない。

沈んでいく感覚が全身を襲っていたが、美香の雰囲気に完全に飲まれていたと思う。

ダメだ、行っちゃダメだと思いながらも、気づいたら約束の時間に、待ち合わせの場所にいた。

そして、美香は優しく微笑み私の目の前に立っている。

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今回はここまで続きは次回

次回は「完全に飲み込まれてしまったあっさんの状況」です。

駄文長文おつきあいありがとうございますm(_ _)m

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浅広ニワカ
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